ごきげんようでござる!
「トランスフォーマー/ビーストウォーズ」の1999年展開ではサファリパークVSジュラシックパーク的な商品展開を行った日本オリジナルの「ビーストウォーズ・ネオ」に対し、米国展開では「BEASTWARS」の延長でアニメ未登場の玩具オリジナル商品TRANSMETALS2を引き続販売したでござる。
そう、1999年度ビーストウォーズは完全に日米の趣向に合わせた展開だったでござる。
故に可愛らしい動物でビーストウォーズの裾野を広げようとした日本展開と異なり、「Spawn」系アクションフィギュアの影響で米国は更にマニアックでグロい動物が選ばれたでござる。
今宵は数あるトランスメタルス2商品でもグロさは上位に君臨するマキシマルズ・接近戦スペシャリスト、ジョーブレーカー(TRANSMETALS2、ジョーブレーカー、2000円)の紹介でござる!
本品を含めた1999年販売のトランスメタルス2商品のうち、レギュラーサイズ商品と一部は2000年日本展開の「トランスフォーマー カーロボット」商品のメタルビーストとして転生したでござるが、本品を含む4体(TRANSMETALS2、プロール/ジョーブレーカー/スカージ/イグアナス、各2000円)の流用は見送られたために、海外パッケージのまま日本語表記シールを貼られて1999年にトイザらス限定で販売されたでござる。
なお、同時期にトイザらス以外でも販売されたかもしれないでござるが、当時は海外品を個人輸入にて販売する店舗もあり、公式日本販売版は日本語表記のシールを貼った商品で、そちらの公式販売価格を紹介しておくでござる。
さて、本品のビーストモードはメカハイエナだそうで、トランスメタルス2の特徴である有機生物と機械生命体の融合を表したデザインで無駄に突起を露出させた全身刃物の可愛げのないデザインでござる。
ハイエナの外皮を突き破る刃物やメカニックは融合デザインと云うよりもダメージver.かと思うほど痛々しく、触れる事を拒絶するデザインを最初に見たときは「ゾンビ犬?」と思ったほどでござる。
そう、「バイオハザード」をプレイしてゾンビ犬に襲われた者であればジョーブレーカーのビーストモードはゾンビ犬にしか見えないのでござるよな。 (笑)
しかし! 目の前に現れたら躊躇いも無く銃器の引き金を引ける異形の獣でも、一応は正義のマキシマルズ所属のトランスメタルス戦士なのでござるよな。
なお、商品ギミックはレバー操作で背中のディスクソーが回転する凶悪なギミックでござるが、爪や刃物類は軟質パ-ツで製作された安全設計でござる。
しかも、ハイエナの牙もペンチ状の造形だったりするのでござるよな・・・
ロボットモードのデザインも左右非対称でグロさも増しているでござる。
そう、左右非対称で筋肉質な隻眼の獣人顔とくれば、サイボーグビーストのマックスビー(D-24、マックスビー、2200円)を思わせるでござるが、それ以上に怖く、しかも正義のマキシマルズ所属とくれば更に怖く見えるでござる。
人を外見で判断してはいけないとは言え、正義陣営ならビジュアル的にも見た目が重要でござる。
まあ、外国人は日本人以上に見た目に肝要なのでござるかな?
さて、ジョーブレーカーのキャラクター設定は、マキシマルズでも一番の攻撃的正確の持ち主で、戦闘においては一度も退いた経験の無い戦士だそうで、自分に不利な状況下での戦闘を好むようでござるな。
性格は歪んだユーモアーの持ち主で、常に笑っているが仲間からは同調されないようでござる。
武器は両肩に装備された電磁フィールドジェネレーターと右腕のディスクソーとハイエナの顎に加えてテールブレードと全身の刃物を使った接近戦でござる。
能力値は体力(7.2)、知力(5.1)、速度(6.8)、耐久力(8.3)地位(5.0)、勇気(9.4)、火力(6.6)、技能(8.6)で設定されているでござるな。
右腕にはスパーククリスタルが埋め込まれており、レバー操作でディスクソーが回転するでござる。
なお、ハイエナの顎は商品で接着されて固定されているでござるが、本来は可動軸があり顎を引き出せるでござる。
流石に形状的にグロくなる為に固定されたのか分らないでござるが、拙者は一度頭部を分解して接着面を剥がし、増設されたであろう固定ピンを削り取って可動式に改造したでござるよ。
う~む・・・ ここまでグロい造形なのに今更感のある仕様変更でござるよな。
まあ、拙者も本来であれば資料性を重視する為に無改造派でござるが、これも本品を研究するうえに重要だったのでござるよな。 (笑)
しかしまあ本品の場合、形状が形状なのでポージングが難しい商品でもあるでござる。
なお、本品はヴィークルモードやアタックモードなどの第3形態が設定されていないでござるが、両肩の前脚を展開する事でアナザーフォームの様になるでござるな。
まあ、本品も変形説明書はパッケージ裏に簡易に書かれただけでござるから、第3形態は廃止されたのかも知れないででござるよな。 (笑)
なお、日本でのハイエナのイメージは死肉を漁るチンピラとか三下のイメージで良くないでござるが米国では死神とか始末人・殺し屋のイメージが強いそうでござる?
そう、ジョーブレーカーは好戦的な性格ではあるが、決して弱い者イジメを行わない正義の戦士なのでござるよな。
ほら、一見怖そうな人が、ちょっとした優しさを見せれば「じつはいいひと」に認定されてしまうギャップを狙ったキャラクターデザインかもしれないでござる?
が、どのみち玩具オリジナル商品なので見た目で判断されてしまうことが現実でござるよな。 (笑)
せめて「トランスフォーマー カーロボット」にデストロンガーのメタルビーストで転生していればゲルシャーク(D-005、ゲルシャーク、2500円)のように評価が変わったかもしれないでござる。
ロボットモードもシンプルな外見で格好いい
個人的には映画やアニメイテッド、プライムの様な最近のアメリカ主導の展開は
どうも慣れにくいデザインが多いのでまた日米の趣向に合わせた展開をしてほしい所です
サブタイになった、面白いですよね
なお、「これはゾンビですか?」のアニメは放送圏外になるので見ていないでござるよ。 (笑)
まあ、今期のアニメでは「魔法少女 まどか★マギカ」がオススメでござるよな!
ハイエナの顎の没ギミックは初めて知りました。今度手元の奴で試してみようかと思います。
このシリーズっておもちゃ作ってると言うかアートしてるって感じがします。
無所属廃人殿と同じくバイオハザード初プレイの時は先ずゾンビ犬の来襲でゲームオーバーしたでござるからトラウマなのでござるよな。 (笑)
YM殿、改造は壊さないように頑張ってくだされ!