ごきげんようでござる!
今宵も前回に引き続き、2004年にe-HOBBYより限定販売された「ロボットマスターズ」版のスターセイバー・ブラックバージョン(RM-17、ビクトリーセイバー・限定ブラックバージョン)の紹介でござる。
本品は、アニメ版プロポーションに近づけたロボットマスターズ版スターセイバー(RM-15、スターセイバー、1480円)の成型色をメタリック仕様に変更し、ビクトリーレオ(RM-16、ビクトリーレオ、1480円)との合体セットとして販売されたビクトリーセイバー(RM-17、ビクトリーセイバー、2900円)の成型色を黒系に変更し、デストロン仕様とした商品でござるが、箱はRM-17の箱に限定版を示すシールと、新たにバーコードを張り替えた商品でござる。
しかも、付属の説明書はRM-15とRM-16版のモノを流用しており、何故に黒くてデストロン仕様なのか記載されていないでござる。
商品仕様的にはパッケージも流用で、親切心もく、明らかに手抜きと思える制作費の削減でござるが、商品上の設定はe-HOBBYサイト上でのみ公開されており、いわばメディア展開と言えなくもないでござるが・・・ やはり、新規にカードなりシール表記にてパッケージに貼り付けるくらいのサービス精神は欲しいものでござる。
さて、商品の方は、ロボットモードのプロポーションを重視したために、ちとバランス的に悪い感じがしなくもなく、全体的にチープ感が漂っているのでござる。 (笑)
まあ、1989年に販売された「トランスフォーマーV」版のスターセイバー(C-324、スターセイバー、5500円)から比べると、廉価商品であり、着陸脚とかの再現は無いでござるが、小さいながらも本体であるセイバーとの分離が可能でござる。
流石に本体のセイバー・ブラックバージョンは、ブレイン搭載ギミックが再現されていないものの、ミニジェットに変形は可能なのでござる。
まあ・・・ ブレインマスターである為の条件であるブレイン(勇気のブレイン)が無いモノは如何とおもうのでござるが・・・
本体であるセイバーがブレインを兼ねているので、有る意味正しいのかもしれないでござるな。 (笑) 一応・・・ 説明書ではセイバーをブレインと記載されているでござる。
では・・・ ここで、本品の背景を説明でござる。
ロボットマスターズの世界感は、2004年の地球が舞台であり、別次元・時間帯より集結する物語でござるが、スターセイバーは2004年の更に未来から召喚された戦士であり、2004年の地球人には面識の無いトランスフォーマーなのでござる。
そこで、デストロンと結託を目論む地球人組織を壊滅させるべく、彼らがデストロン兵士になりすまして、地球人組織に潜入する為の偽装(変装)した姿なのでござる。
そう・・・
今回のカラーリングはデストロンに洗脳された姿でも、エネルギー効率を高めるブラックコーティングでもなく、潜入捜査用の変装なのでござる。
なるほど・・・良く出来た話でござる。
これなら、パッケージ流用も許せるでござるが・・・ やはり、物語を記載したカードなりを付属させるべきでござるな。
まあ、ブレインが地球人サイズであった場合は、地球人との接触に適したトランスフォーマーであることは確かでござるが・・・
ロボットマスターズ版の世界感を尊重して、大きさには突っ込まない事にするでござる。
商品の合体は、通常モードと戦闘用(バトルアップ)モードも再現できるのが嬉しいところでござるが、潜入捜査と言う事で、悪人顔に見える戦闘用が多用されていたのでござろうな。(笑)
しかし・・・ この黒いデストロン仕様のカラーリングは似合うでござるな~
違和感の無いカラーリングであり何処かで観た様な感覚さえあるでござる。
そう・・・
このカラーリングは、同じく剣を武器にするG1のスタントロン部隊、モーターマスター(D-50、モーターマスター、1980円)や合体兵士メナゾール(D-55、メナゾール、5500円)を意識したカラーリングなのでござる。
なるほど、既存のデストロン兵士と似た様なカラーリングにすることにより、より錯覚しやすく潜入しやすい訳でござるな。
なるほど理に適ったカラーリングでござるな。
惜しむらくは、この設定がコミカライズされていない事なのでござるな~
いや~ 勿体無いでござる。
下手に専門用語や多次元的に設定される成型色変更商品においては、本品の様に単純な設定の方が面白いと思うのでござるが・・・ 如何なモノでござるかな。
ちゅー事で、次回は「ビクトリー合体!」でござる!
今は変形×2シリーズだと思うのですがそろそろ合体するロボかコンテナださないと子供が飽きるんじゃ…
新商品を望むなら、とりあえず現行流通商品を買って応援する事がファンの出来る事でござるよ。