映画「トランスフォーマー / リベンジ」に登場するオートボット女戦士アーシー(RA-23、アーシー、2415円)は前作の映画で「トランスフォーマー」では登場予定があったものの映画未登場で玩具(MA-11、アーシー、2310円)のみが販売され、改めてデザインされたわけでござるが、当初の予定では3大のバイクが合体(分離)してアーシーとなる予定だったでござるが、映画製作上トランスフォーマーの合体が敬遠された為に3体のバイク型トランスフォーマー(アーシー3姉妹)に改められ、劇中では3体まとめてアーシー(チーム名)と呼ばれていたでござるが、玩具では劇中のバイクと違うデザインで設計されていたり、赤いバイクがアーシー、青いバイクがクロミア(RA-11、クロミア、2415円)として玩具が販売された訳でござるが・・・
紫のバイクのみ未販売で、しかも名前すら分らない状態だったでござる。
海外ではフレアラップ(2009年度コミコンにての俗称?)の名で紹介されていたらしいでござるが、2010年度の玩具展開シリーズ「オートボットアライアンス(海外名、ハント・フォー・ザ・ディセプティコン)」にて、エリータワン(AA08、エリ-タワン、2730円)の名前で遂に販売されたでござる!
しかし、本品自体はRA-11版クロミアの成型色変更品だったり、海外販売品は劇中と異なるカラーリングで黒地に赤銅色のカラーリングで日本版とは違うイメージで販売されていたりもするでござる。
まあ、海外事情を考えたとき2007年に米国ディスカウントストアのTARGATにて販売されたオフスクリーンシリーズと呼ばれる「トランスフォーマースーパーリンク」版エリアル(SC-16、エリアル、980円)の成型色変更品ではアーシー(日本未販売)とエリ-タワン(日本未販売)として販売された訳でござるから玩具イメージで言えば海外版は間違いじゃないのでござるよな?
日本版は劇中のイメージを重視したカラーリングでござるが、劇中の紫のバイク(MVアグスタ・F4)と青いバイク(スズキ・B-KINGI)は別物でござるからデザイン上は無理があるでござる。
しかし、劇中ではほとんど確認できないないので同じようなイメージも仕方ないでござるかな? (笑)
拙者自身も、一応コレでエリータワンと納得できる訳でござるし、エリータワンの名前で日本正式販売された商品は彼女が始めてでござる。
そう、エリータワンと言えば、G1ではウーマンサイバトロンのリーダーを務めコンボイ司令官(01、コンボイ、3900円)不在のセイバートロン星で奮戦した印象深いキャラクターなのでござるが・・・ 玩具化には恵まれず、キャラクター設定も特殊能力を使えば死ぬなどの可也ハードな悲運のキャラクターになってしまうことが多いでござる。
アーシー3姉妹では2009年の映画公開年には販売されず翌年のヒューマンアライアンス版でも商品化されずハられっぷりの悲運は成るべきしてエリータワンの名前を引き継いだちゅーか、開発側も狙ってエリータワンの名前を襲名させたのでござろうな?
いや~ もう、エリータワンの名前はウーマンサイバトロンのリーダーではなく、「トランスフォーマーアニメイテッド」のブラックアラクニア(TA-09、ブラックアラクニア、2415円)の本名に使われるなど運の悪い女キャラクター名の代名詞になっているでござるよ。 (笑)
なお、本品は折りたたみ式のスタンドで自立できるものの、付属のスタンドを武装パーツとして取り付ける事も可能でござる。
玩具オリジナルのアタックモードと呼ぶべきでござるが、ヴィークルモードではミサイルを発射できない欠点もあるでござるな。
因みにナンバープレートの3L174はELITAの崩し文字だそうでござる?
ロボットモードは玩具化を考えていない映画デザインで設計された為に自立できないでござる・・・
同じく「BEAST MACHINES(日本名、ビーストウォーズリターンズ)」でも脚部がタイヤのままのモーターサイクルドローン(BR-08、スラスト、1499円)でも玩具ではタイヤを展開して自立できる設計ににしたのに、本品は劇中のイメージに沿ってタイヤのままの一本足・・・ 所謂マーメイドスタイルのまま設計されたようでござる。
そう、日本人には違和感があるでござるが、ロボットに女性らしい外観(男性主観)を用いると女性蔑視らしく米国では嫌われるそうでござる? 特に不特定多数を相手にする映画では様々な規制があり、合体が見送られたのも同様の理由でござるな。
しかし、デザイン的に女性らしさを誇張したデザインではないものの女性的に見えてしまうデザインのセンスは素晴らしいでござるよな。 (笑)
商品ではタイヤにスタンドを履かせて自立できるようにしているでござるが、ミサイル発射ギミックとメックアライブ機能を内蔵した左腕のお蔭でバランスがとりにくいでござる。
また、説明書の指示では背中のタイヤは後頭部に立てて置くようでござるが、見た目で言えば折りたたむ方が良いような気がするでござる?
なお、スタンドパーツは武器パーツとして右腕に装着可能でござるが、自立ができなくなってしまうでござるな。
拙者としては、ただでさえポージングが難しい商品でござるから、ちょっとでも見た目を良くするのであればパッケージ写真(海外版仕様)と同じくタイヤを背中に折りたたんだ状態を指示したいでござるよな。
さて、エリータワンの能力値は体力(4)、知力(9)、速度(8)、耐久力(5)、地位(6)、勇気(8)、火力(6)、技能(6)で設定されており、オフスクリーン版とは異なるでござるな。
性格はアーシー3姉妹では有るが、サイドスワイプ(RA-04、サイドスワイプ、2415円)と共感する事が多く、ディセプティコン狩りでは共に行動する事も多いそうでござる。
本来なら武装はブレード系になるところでござるが、商品上の武装は左腕に仕込まれたミサイルや各種の武器とスタンドに装備された火器のみのようで、特殊能力は無い(?)ようでござるな?
商品設定上ではサイドスワイプ(AA06、サイドアーム・サイドスワイプ、2730円)と共にディセプティコン兵士のアクサー(日本未販売)を追っているようでござる。
本品は結果的にクロミアの成型色変更品という形で販売された訳でござるが、結局クロミアでも紹介されなかった謎のジョイント(3体合体用ジョイント?)の説明もなく放置されているでござる。
そう、本来であればアーシーを中心に左右に合体するであろう設計がエリータワンの新規造形を見送られたことで中途半端な合体にしかならなかったようでござる?
合体反対派は隠しギミック(3体合体)まで抹消して合体を阻止したようでござる。
いや~本来の力が発揮できないエリータワン1人に大人の事情を背負い込ませた形になったでござるよな。 (笑)
では、ここでバイク系トランスフォーマー恒例の別売りフィギュア試乗会でござる!
本当はエリータワンとG1時代には恋人同士の設定であったオプティマスプライムのリボルテック(特撮リボルテックNo.030、オプティマスプライム、3800円)を用意したかったのでござるが、販売が9月1日に変更してしまったので、代わりに色的にもサイズ的にも合いそうなリボルテックミニチュア版エヴァンゲリオン初号機(リボルテックミニチュア 新劇場版 エヴァンゲリオン初号機、798円)を用意してみたでござる!
キャラクター的には違和感がある組み合わせでござるが、なかなか似合っているでござろう。
拙者も、もう少しリボルテックミニチュアを保持していれば他に何か良い組み合わせを見つけていたかもしれないでござるな?
折角車種が違うのだから新規で作ってもよかったのに…
合体なのですが、左右に合体するのではなく
渦を巻くようにがったいする予定だったようで
一応、このジョイントが3つあれば合体が可能・・・
良くわからない形になってしまうのもそれで正解らしいです。
差別に敏感すぎる国民性に見事に振り回されましたね
やはり2次元TFと3次元TFとではこうも扱いが変わる者なんですねぇ。
山殿、この場合は差別じゃなく偏見だったりするのでござる。
因みにトランスフォーマーのアニメ(ビーストウォーズ以降)に女性トランスフォーマーを入れるようになったのも女性差別を無くす為に登場させた訳でござるから日本とは感覚が異なるののでござるよな?
ヌエベ殿、不特定多数を相手にすると大変大味になってしまうものでござる。 TF3版のアーシーなども大人の事情でござるよな。 (笑)