ごきげんようでござる!
5月5日は「こどもの日」でござる。
如何も昨今のタカラトミーにおける幼児向けトランスフォーマーの扱いが中途半端だと嘆きたくものでござる。
キャラクター玩具帝国である日本市場においては幼児向け定番キャラクターが強いとは言え、魅力有る商品とキャラクターが組み合わされば新規ファンを開拓できるはずなのに昨今の商品はコレクター頼みの子供騙しな商品なのでござるよな~
故に今宵は2003年展開の「キッズトランスフォーマー レスキューヒーロー・ゴーボッツ」より救急車(?)に変形するロバート(GO-06、ロバート、980円)の紹介でござる!
「キッズトランスフォーマー レスキューヒーロー・ゴーボッツ」は2002年にハスブロの幼児向けブランドプレイスクールの「ビッグアドベンチャー トランスフォーマーズ」とトンカ社の「1.2.3.トランスフォーマーズ」商品を組み合わせた日本向けのシリーズで、丸みを佩びた可愛らしい外見と堅牢な造形に加えて1・2・3のおもしろ変形(連動変形ギミック)を備えた商品でござる。
なお、前期販売商品には絵本を兼ねたフルカラーの変形説明書が付属しており当に幼児向け商品に相応しい仕様でござる。
本品は海外版ではファイアボットの名で販売されたでござるが・・・
ドチラかと言えばアラート(05、アラート、1600円)ぽいのに何故かロバートなのでござるよな?
しかも、ヴィークルモードはファイヤーチーフなのでござるが、きゅうきゅうしゃと表記されていたりするのでござる?
う~む・・・ お子様に日本では見かけにくいファイヤーチーフ(消防指揮車とかの1種?)を説明するよりは救急車にしておけな楽だと思ったのでござろうか?
誤った子供騙しな説明は将来、絶対に誤った社会常識となるので止めた方が良いと思うのでござるがコレもゆとり教育でござるかな? (笑)
しかし本品の丸っこくデザインされた造形には対象年齢3才以上でも十分大人(?)の観賞にも耐えうるディフォルメセンスのぶーびーでござるよな。
ロボットモードの変形は幼児向け故に堅牢に作られており、強靭な関節部は壊れにくくフロント部分が少々硬いでござるが、フロント部分を前に倒して車体後部を引き出せば連動して左右ドア(腕)が開き、腰を180度回転させれば頭部が出現する1.2.3のおもしろ変形は見ごたえの有る商品でござる。
ただ・・・ ロボットモードの体型はディフォルメが効いた可愛らしいデザインなのでござるが・・・ 顔はダサイというかレトロ感あるデザインで日本人向きではないでござるよな?
まあ本品のデザインも趣向の問題でござろうな。
拙者的にはスロットルボットやグラビティボッツなどから比べると断然評価したいデザインでござる。
確かに本品のロボットモードは白を前面に集めた事により医者(医療関係者)ぽく見えてしまうので救急車と呼んでしまいたくなるのも頷けるでござる。
カラーリングによるマジックは大事なもので何処かの緑色の軍医さんにも見習ってもらいたいでござるよな。 (笑)
なお本品はパトカーに変形するスミス(GO-07、スミス、980円)と同型のカラーバリエーションで、更に一部パーツを変更してスポーツカーと成ったテッド(GO-08、テッド、980円)やキッド(GOー14、キッド、980円)が日本販売されており、カラーリングによる別人バリエーション展開の良い見本(?)でござるよな。
なお、ロバートの設定は街の平和を守る温厚で心優しいゴーボッツで、ちょっぴり恥ずかしがりやだそうでござる。
サイバトロン風の丸っこい所属マークは正式なサイバトロンではないが、サイバトロンの組織に協力する民間組織(?)のようでござる? 故にレスキューヒーローゴーボッツではデストロン商品が販売されておらず、敵が存在しない世界感なのでござるよな。
因みに日本名のロバートの名前の由来が全く分からないのでござるが・・・
う~む・・・ 拙者がロバートと効いて最初に思い浮かんだ人名はロバート・デニーロだったりするのでござる?
確信はないのでござるが、レスキューヒーローゴーボッツ商品の日本名は外国人俳優などから名前を拝借したのでは? と思うほどキャラクラーとしての合致は少ないが名前は一致するのでござるよな。
ホント、日本名を命名した担当者に命名の真実を聞いてみたいものでござるよ。 (笑)
余談でござるが、本品のフロント部分は胸部に折りたたむ方が見栄えが好くなると思っていたのでござるが、如何も接続アームの強度を上げる為に一体成型の無可動にしただけでもなく、説明書に記されていないでござるが別売りのフィギュア(?)を乗せる為のスペースぽいのでござるよな?
まあ、本品は子供騙しだけに終わっている商品ではないでござるよ!
海外販売は更に日本販売以上に商品数が多いようなので日本以上に成功したのでござろうな。 日本のトランスフォーマーも幼年ファンを取り込む努力をするべきでござる。
しかし、何故に救急車。横にファイヤーチーフってしっかり書いてあるのに・・・
まあ、色的には救急車っぽいですけど。
現時点でノータッチでしたか
このナリで救急車を名乗るのは何だかミネルバを思い出します
女の子にはとても見えないけど…
ところでファイヤーチーフなのに救急車……という点は確かに気になる所ですが、日本には明確に海外の「ファイヤーチーフ」に該当する車種がない、というのを前に何かで読んだ記憶があります。
本当の所を説明する手間を省き、その場しのぎの誤った情報を載せるのは、子供のための玩具としては確かにいただけない部分もありましょうが、分かり易く説明することに容量を割けない商品としての制約の上、やむを得ない妥協だったのかも知れません。
駄文、長文失礼いたしました。
レスキューヒーローゴーボッツは低年齢層向け商品なのでスルーされる場合が多いでござるが、商品を実際手に取ると価値観が変わる逸品でござる!
何処かで見かけたら救済してくだされ。
さすりゅ~殿の言われる通りミネルバも救急車でござるが、ミネルバには赤十字が描かれていたぶん強引に納得できたでござる。 (笑)
何処の通りすがりか分からない人よ、拙者も詳しくはないのでござるが、一昔前の公用車兼消防指揮車がファイヤーチーフに近い車両らしいでござる?
nobu殿、「けいおん!」の何の事件もおきない日常描写は今回のネタである「よつばと!」と同ジャンル(?)になるので拙者的お勧めでござる。 (笑)