ごきげんようでござる!
今宵も、2005年に販売された「トランスフォーマー・ギャラクシーフォース」のブルトーザーに変形する、サイバトロン極地戦闘士・ガードシェル(GC-09、ガードシェル、2000円)の紹介でござる!
さて・・・ ガードシェルと言えば、ギャラクシーフォース劇中の初期登場レギュラーキャラクターの中では最初にコビー達と遭遇し、サイバトロンと出会う切っ掛けを作った重要キャラクターのハズでござるが、諸事情に振り回され本領を発揮する機会に恵まれなかった一人でござる。 ・・・群集劇ゆえの悲劇でござるかな 。
そう・・・ 初期メンバーで唯一の建設車両系でありながら、基地建設では全くの役立たずであり、経験豊富な騎士道精神を持ち合わせたベテラン戦士らしいのでござるが、如何しても弱っちいイーメージが付いて回るのでござるな。
しかも! 役職が、「極地戦闘士」・・・戦闘員でも戦士でもない珍しい存在なのでござるよな。 (笑)
更に海外版「CYBERTRON」設定では、ランドマインという名前で、世界観を同じとする「スーパーリンク」(海外名、ENERGON)のランドマイン(SC-15、ランドマイン、3980円)と同一人物なのでござるよ。 う~む・・・ヤヤコシイでござるな。
多少のアレンジは有れ、名前や基本設定は日米共通にするべきでござるな。
本品ギミックはシャベルの上下可動は勿論の事、車体後部に装備されたブローランチャーよりミサイル(?)を発射することが可能でござる。
しかも、ギャラクシーフォース商品の特徴であるフォースチップによるイグニッション・ギミックも、他の商品とは完全に異なる差込口(チップスロット)を有し、回す事で後輪よりトルネードカッターが展開する仕掛けであり、左右のタイヤは連動して回転するギミックを搭載しているのでござるよ。
なお、フォースチップ(地球)は1枚付属し、左右とも同じ仕掛けで作動するでござる。
当にコレぞ鍵穴に鍵を挿して回すイグニッション・ギミックなのでござるが、他の商品には採用されていない異端のギミックなのでござるよ。 (笑)
まあ、しかし後輪を持ち上げたアタックモード(?)でも補助輪が付いているので、転がし走行可能なのは御立派でござる。
ロボットモードは以外にシンプルながら無骨なデザインがイカスでござるよ!
しかも、股間がレバー操作によりモッコリするギミックは必見でござる。
そう・・・ 本品はオートモフギミックを採用した商品でもあるのでござるよ。 (笑)
本品の手持ち武器であるブローランチャーは長銃身の火器でナカナカにカッコイイのでござるが、このブローランチャーの銃身は実はミサイルだったというトホホな武器ギミックなのでござるな。
コレも米国安全基準の誤飲防止対策で短いミサイルが使えない為の苦肉の策でござるな。
格闘戦においては腕のショベルでリーチを補っていると思われるのでござるが、極地戦の意味が良く分からないものでござるな・・・ 一体何処の極地なのでござろうか?
ロボットモードにおいてもトルネードカッターは展開可能であり、劇中では必殺技として使用していたのが印象的でござるな。
さて・・・ 劇中では「マイクロン伝説3部作」の伝統と呼ぶべき初期メンバーのパワーアップに転生・・・色変えパワーアップや新造形によるパワーアップが行なわれたのでござるが、ガードシェルはパワーアップしなかった存在でもあるのでござるよ。
まあ、企画時においては、商品的にギガロニアで転生させるハズだったものが、商品販売のスケジュール的に難しくなったのか中止されたのか、不明でござるが、色変えパワーアップを避ける為に劇中(46話、最後のプラネットフォース)では巨大化という形で画かれ、商品的には色変えも新作も販売されることも無く終わったでござるな。
しかし、拙者的には下手に色変え商品が販売されるよりも現状維持の方が好きなので、コレはコレで正解だと思うでござる。
派手さは無いでござるが拙者的には、「ギャラクシーフォース」で一番好きなキャラクターだったりするでござる。