トランスフォーマー馬鹿一代。R

トランスフォーマー及び変形ロボット玩具の研究思考ネタ等の戯言ブログ!

ネタバレ有り!

2011-09-17 19:22:15 | 劇場版・TF3

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ごきげんようでござる!

拙者、映画「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」をより楽しむまでに、映画を観るまで事前情報を極力入れないようにしていた訳でござるが・・・

如何しても玩具でネタバレしてしまう場合もあるでござる。 (笑)

なかでも、ヴィークルモードからバトルモードに変形するステルスフォース商品は劇中にも登場する商品ということで劇中を再現した商品なのでござるが・・・

拙者、本品を初めて見て驚かされたことが、オープンパッケージだったことでござる。

今宵はステルスフォース・ベーシックサイズ版、バンブルビー(ステルスフォース・ベーシックビークル、バンブルビー、2079円)の紹介でござる!

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本品はロボットモードに変形しないヴィークルモードにのみ特化した新カテゴリーの商品でござるが、パッケージはディスプレー台を兼ねたオープン形式のパッケージでござる。

しかも、日本販売版は海外版パッケージに日本語表記のシールを貼ってしまい元のデザインを改悪してしまったりするわけでござるよな・・・

まあ、このオープンパッケージは陳列用フックに引っ掛けるデザインではあるが、積み上げたり玩具そのものを守るパッケージの意味を成していない代物なのでござるよな?

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しかし、このオープンパッケージには商品ギミックを紹介する為の工夫で「TRY ME!」な変形ギミックを試せる為の商品見本も兼ねていたりするのでござる・・・

新商品を知ってもらうには実演が一番なのでござるが、本品の場合は少々やりすぎな感じがする商品なのでござるよ?

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そう、いわば本品はロボットモードに変形しないバトルモード自動変形の一発ネタ商品なのでござるよ!

それを、店頭で一度試してしまえばオシマイといっていい商品でござる。

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トランスフォーマー商品は如何様な変形を楽しむ玩具なので、箱から出して変形させる工程を買わずに体験しちゃったら「ハイ! それまで~よ。」でござるよ。

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しかも、本年度のバンブルビー商品は多数販売されていたりするので、数をしぼってしまえばロボットモードに変形できないうえに変形方法がバレバレでは本品が間違いなくハブられてしまう商品でござる。 (笑)

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幾ら日本販売版にはメックテックカードが1枚封入されようとも付け焼刃にしかならない状況でござる・・・

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しかも、ステルスフォース版バンブルビーには別カラーバージョン(ステルスフォース・ベーシックビークル、バンブルビー(カラーチェンジ)、2079円)も販売されており、サイズの異なるDXオートチェンジビークル版(ステルスフォース・DXオートチェンジビークル、バンブルビー、5040円)までもが販売されていたりするでござる・・・ ホントに人気キャラクターとはいえ3種類も販売する必要性があるのでござろうか?

それこそ、店頭で野ざらし状態のままホコリをかぶる可能性があるので、とりあえず本品を保護してきたわけでござるよな・・・

そうだ! ひょっとすると何か他のギミックがあるかもしれないと期待したでござる。 (笑)

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ちゅー事で、バトルモードの変形はリアバンパーを後ろに引き出すだけの一発変形で、本品には変形説明書すら封入されておらず、本品ギミックもバトルモードの変形と転がし走行意外に何も無い商品だったでござる。

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確かに、本品のバトルモードは劇中でも確認出来たでござるが、正確には本品は映画「トランスフォーマー / ダークサイド・ムーン」仕様のリアウィングが再現されていない商品でもあるでござる。

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販売価格と商品サイズを考えれば、クリアパーツを使わなくとももう少し塗装で完成度を上げられた商品でござるよな・・・

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しかしまあ、本品の場合は対象年齢4歳以上なので、安全性を重視した低年齢層向き商品なのかもしれないでござるよな?

ハズブロ基準とタカラトミーでは販売戦略が違うのは分らないでもないでござるが、オープンパッケージでけは止めてほしかったでござるよな。

拙者、ブリスターパックは嫌いでござるが、本品の場合は素直にブリスターパックで販売した方が良かったと思うでござるよ。 (笑)

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因みに、拙者の場合は本品を収納するときはパッケージの余剰スペース内にプチプチで包んで収納しているでござる。

最初から箱の状態にしておけばよいものを・・・ 「テレもちゃ」に次ぐ無駄なパッケージだと思うでござるよ。 (笑)

まあ、買った後のパッケージは捨てるモノ、買った後も綺麗に収納できるパッケージなどの考え方は日米に置ける箱の価値観の違いでござろうな?


華麗なる飛行機野郎

2011-09-16 19:38:12 | 劇場版・TF3

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ごきげんようでござる!

2011年展開のトランスフォーマーは映画「トランスフォーマー / ダークサイド・ムーン」に合わせて今まで以上に商品数を増やしてきたでござる。

中でも注目なのが廉価版商品のイメージが強い、レジェンズクラス(EZコレクション)やスカウトクラス商品を改めた「サイバーバース」シリーズで、劇場版「TRANSFORMERS」の世界観でフィギュアと変形ヴィークルを絡めた基地遊びだったりするでござる。

大型化で複雑化するトランスフォーマー玩具をより低価格で低年齢層向けにアレンジできる「サイバーバース」は今後も継続してほしい商品でござるよな。

今宵は「サイバ-バース」商品より、A-10サンダーボルトⅡ風攻撃機に変形するオートボット・航空戦士、パワーグライド(CV-14、パワーグライド、1344円)の紹介でござる!

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本品はコマンダークラスと呼ばれるリージョンクラス(EZコレクションサイズ)より一回り大きい商品で、自動車系のトランスフォーマーより大きい個体差を表現した商品でござる。

パッケージは映画「トランスフォーマー / ダークサイド・ムーン」に準じた海外版と同じデザインでござるが、日本販売版では日本語表記のシールが貼られており、「メックテックウォーズ]対応1枚と日本語による説明書が付属するでござる。

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なお、パワーグライドは映画3シリーズ中には登場しない玩具オリジナルのオートボット商品で、モデルは1985年販売の「戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマー」に登場するミニボットの初代、パワーグライド(C-62、パワーグライド、500円)でござる。

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パワーグライドは、2008年に「TRANSFORMERS UNIVERSE」商品としてリメイクデザインされたウルトラクラス商品で販売されており日本版(USAエディション、パワーグライド、4725円)も旧玩具をイメージしたカラーリングに変更されたわけでござる・・・ 自動車系他商品と並べた場合の実機のスケールを考えると間違っていないものの商品サイズ的な大きさに違和感が隠せない商品だったでござる。 (笑)

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そう、映画本編には登場しないでござるが、拙者的には待ち望んでいたリメイクデザインのトランスフォーマー商品だったのでござるよな。

見てのとおり商品は小さいながら翼下にミサイル等が取り付けられており、ダミータイヤであるものの着陸脚が折りたたまれる設計には関心したものでござるよな。 

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G1時代はハズブロの要求で変形を簡易化されたミニボット商品も進化を遂げ、本品の変形では説明書に変形レベル1と記されいるでござるが、説明書表記は表裏に記されており初代玩具と同じ感覚では変形できないレベルにあるでござるな。 (笑)

拙者とて、最初の変形は説明書無に変形できなかったでござるよ。

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ロボットモードでは翼の固定位置が異なるでござるが、雰囲気は間違いなく、これぞパワーグライドだ! と呼ぶべき見事な劇場版アレンジでござるよな。 (笑)

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まあ、映画「トランスフォーマー / リベンジ」では人型に拘らない体形のロボットモードが多く登場していたでござるが、本作では前作のデザインが玩具販売に影響を与えたのか人型のロボットモードが大きく、本品のデザインも特別違和感のあるものじゃないのでござるよ。

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可動に関しては首と腰、足首にボールジョイントを採用してもらいたかったでござるが、初代と見比べた場合は文句が言えないでござるよな。 (笑)

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なお、武器パーツは翼下に取り付けられたミサイル4+3を組み合わせたミサイルランチャー(?)を保持させるだけでござるが、これはこれで雰囲気がよいでござるな。

一応、メックテックウェポンを意識したものなのでござろうか?

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因みに武器パーツは分解して左右の手に保持することも可能でござる。

2丁拳銃風の方が似合っているでござるかな?

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なお、パワーグライドの能力値は体力(5)、知力(6)、速度(9)、耐久力(4)、地位(5)、勇気(10)、火力(3)、技能(10)と設定されており、キャラクター設定は耐久力と火力は劣るものの高い飛行能力を有し、誰にも捉える事のできない神業飛行は敵・味方ともに一目置かれた航空戦士だそうでござる。

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ふむ、攻撃力は皆無でござるが逃げ足だけは速く幾多の戦場を生き残った戦士というわけでござるか。

なるほど・・・ 確かに映画本編に登場していたら死んでいたかもしれないので映画未登場は正解かもしれないでござる? (笑)

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しかしまあ、サイバーバーズ商品は映画本編に影響される事なく自由な発想で遊ぶ方が良いかもしれないでござるよな?

拙者的にはサイズ的にもカラーリング的にも変形×2版のワーパス(C-19、ミニボットスパイチーム、2310円)と並べると映える商品だと思うでござる。


4段変形 轟龍

2011-09-14 02:25:21 | 勇者シリーズ

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ぼんじゅ~るでござる!

サイバトロン司令官の成型色変更黒色商品は数あれど、ある意味本家以上に目立ちトランスフォーマーファン以外の知名度があると思われるのが1993年展開の勇者シリーズ「勇者特急 マイトガイン」商品として販売された、雷張ジョーが駆る有人式4段変形ロボ、轟龍(4段変形、轟龍、4980円)の紹介でござる!

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本品は1990年日本展開の「トランスフォーマーZ」サイバトロン総司令官、ダイアトラス(C-348、ダイアトラス、4980円)の成型色で、電動ギミック(単3乾電池4本使用)や付属品は残されたまま別デザインのシールで別固体を表現した商品でござる。

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もともとのダイアトラスはOVA1本の主演だけでござるが、轟龍は有人式とはいえライバルキャラのパワーアップ版機体で26話~最終回の47話まで活躍したライバルロボでござるから勇者シリーズだけしか観ていない御仁には轟龍しか知らなくて当然なのかもしれないでござるよな?

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しかし、OVA1本で4段変形のパワードアクションを紹介したダイアトラスと異なり、TVアニメでは4段変形を活用できなかった轟龍の演出には残念としか言いようが無いでござるよ・・・

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しかしまあ、元々が流用商品でござるから世界観に合いにくい商品設計故に使いやすいジェットモードを多用したがるのも理解はしているでござる。

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そう、電動パワードアクションにより機首のドリルを回転させキャタピラ走行する面白さは演出次第では効果的に活かせるでござるが、機内に格納できる白いスポーツカーオオワシ(大鷲号)については演出泣かせ以外の何物でもないでござるよ。 (笑)

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オオワシのアニメ本編での設定は轟龍のコクピットを兼ねるスポーツカーなのでござるが・・・

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元々がマイクロトランスフォーマーのスピーダーでござるから、ロボットモードに変形してしまうでござる。

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しかも、余剰パーツを組み合わせたミニマシン(小)に乗せる事が可能であり、更にパーツを組み替えてミニマシン(大)を完成させることも出来るでござる。

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玩具では「玩具のみのオリジナルギミック」として紹介しているので、トランスフォーマーを知らない御仁には謎のギミックだったでござろうな。 (笑)

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しかも、オオワシやミニマシンなどは塗装どころかシールまで貼られていない状態だったので、完全なオマケ扱いでござるよ。

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そして、アニメ本編では登場しなかったバトルタンクモードでござる!

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B★BC

2011-09-09 22:57:17 | BW・ネオ

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ごきげんようでござる!

台風12号の影響で停電になり更新できないばかりか画像ストックや新たに写真を撮るだけの時間が無く真っ暗な夜を過ごすハメになったでござる・・・

今宵も暗黒司令官なネタで1999年に「超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズ ネオ」商品としてトイザらス限定販売が行われた、ブラックビッグコンボイ(C-35、限定版・ブラックビッグコンボイ、2980円)の召喚でござるな。

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本品はビッグコンボイ(C-35、ビッグコンボイ、2980円)の成型色変更品な訳でござるが、パッケージ及び取扱説明書とカードはC-35版ビッグコンボイと共通で、パッケージには限定版ブラックビッグコンボイの商品名と専用バーコードが貼られているでござる。

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なお、本品は前年度にトイザらス限定販売されたブラックライオコンボイ(C-16、限定版コミックボンボンオリジナル・ブラックライオコンボイ、2980円)に続く黒色仕様商品でござるが、本品では所謂ブラッココンボイ(D-012、ブラックコンボイ、3980円)のカラーリングが確立されておらず、マンモスの目の塗装のみに片鱗がうかがえるだけでござる。

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しかしまあ、黒色のマンモスちゅーものも実に悪役らしい風体でござるが・・・

設定上は一応サイバトロン所属のビースト戦士(?)らしいでござる。 (笑)

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なお、商品ギミックはC-35版ビッグコンボイと同じで、頭部レバーを引くとマンモスの鼻が動き、耳を引っ張ると牙が動くアクションギミックが儲けられているでござる。

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更にアタッモードであるマンモスタンクモードに変形してミサイルやマンモスハーケンを打ち出すミサイル発射ギミックを備えているでござる。

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商品上ビーストモードでは脚が動かない分のアクションギミックとアタックモードでのミサイル発射ギミックの使い分けは面白い設計なのでござるが、マンモスハーケン(×2)の発射ボタンは押しやすいでござるが、ダイヤル式ミサイル発射ギミックを採用したビッグキャノンのダイヤルは回しにくいでござる。 (笑)

明らかに設計ミスでござろうな?

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しかしまあ、ただでさえマンモスに遭遇したら怖いでござるが、なんだかよくわからないマンモスタンクに出会ったら戦意喪失じゃ収まらないので案外心理的に考えられたアタックモードかもしれないでござるな?

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そう、戦場では無駄に戦わないのも戦略でござるから、威圧感のあるデザインも大切でござる。

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当にブラックビッグコンボイのカラーリングは黒の重騎士というか魔王というか近寄りがたい独自の風格があるでござる。

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まるで仏壇仏具を思わせるカラーリングは仏教神話の神々に似た神々しさもあるでござる。

黒の破壊神と呼ぶほうが良いでござるかな?

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しかし、こんなブラックビッグコンボイでも設定上では、宇宙の危機を感じた超コンピューターのベクターシグマ(未販売)が密かに作り上げたビッグコンボイの影武者と呼べるようなサイバトロン戦士で、本人のクローン(コピー)なのか外観が似ているだけの別人か分らないでござるがビッグコンボイに忠誠を誓っているそうで敵対心は無いでござる?

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能力値はパワー(10)、知力(10)、スピード(8)、耐久力(10)、階級(10)、勇気(10)、火力(8)、テクニック(10)で、ビッグコンボイとは異なるようでござるな?

なお、ブラックビッグコンボイの設定や能力値は本品に記されていないでござるが、コミックボンボン誌上にて紹介されていたそうでござる?

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本品に付属するマトリクスもオレンジ色で塗装されており、なんとなくダミーぽい感じがするでござるな。

一部隊の指令菅ごときに影武者を立てる必要があるのか疑問でござるが、敵(ブレントロン陣営)がビッグコンボイに一目置いているのであれば陽動の意味もあるでござる。

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しかしまあ、戦力的な本音を言えばワンマンズアーミーの二つ名をもつビッグコンボイ並みの戦力を量産したくなるのがサイバトロン司令部の本音でござろうな。 (笑)

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一応は正義の軍隊において人道的クローン問題とか生体実験イロイロと表に出したくないタブーもあるはずでござるから、影に潜んで隠密行動する部隊もあるでござろう?

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拙者的には、ブラックビッグコンボイは彼と同じく黒色の成型色変更品サイバトロン戦士で構成されたステルスフォースと呼ぶべき影の部隊の指揮官として解釈しているでござる。

何せ、相手が忍者集団のブレントロンでござるから、忍者部隊が存在していてもおかしくないハズでござる。 (笑)

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アニメ本編の表舞台にも立てない限定品は人知れずプレミア値を背負って闇で活躍している方が似合うはずでござるよ。

そう、たとえ威圧感のあるデザインでも影は影でござる。 (笑)

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しかしまあ、公式設定が表に出てこない以上、ユーザーによるオレ設定で遊ぶのが一番よいハズでござるよな。

魅力有る玩具もそうでない玩具も思い入れひとつでお気に入りキャラクターに成るでござるからマイナーキャラも面白い存在でござる。


ネメシスプライム

2011-09-02 06:35:12 | トランスフォーマー・UNIVERSE

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ごきげんようでござる!

日本人ファンが米国限定販売のトランスフォーマー商品を欲しがるように、米国人ファンも日本限定販売のトランスフォーマーを欲しがるものでござる。

そもそも、国内限定商品とは御国事情の趣味諸侯等から選抜された商品であり、大多数の市場でなら売りにくい商品でも、コアなファンに限定してしまえば商売が成り立つ商品でござるな。

今宵は2004年にハズブロより販売された「TRANSFORMERS UNIVERSE」より、マンモスに変形するディセプティコン軍団傭兵、ネメシスプライム(米国ではターゲット限定販売、日本ではジャスコより、USAエディション、ネメシスプライム、3580円として販売)の紹介でござる!

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さて、本品は1999年に日本で展開された「超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズ ネオ」商品として販売されたサイバトロン総司令官、ビッグコンボイ(C-35、ビッグコンボイ、2980円)の成型色変更品であり、パッケージはロボットモードで収納されておりボリューム感を演出しているのでござるが・・・

何故か腰が前後逆に収納されており、本体を固定する留め具も通常のグレーのワイヤーチュブではなく黒色のワイヤーチューブが使われるなど、何か別物感のする商品でござる?

おそらくウルトラクラス扱いの商品でござるから共通サイズの箱に収める為にロボットモード完成体のまま収納できなかったのでござろうな? まあ、別の見方をすれば体の自由を奪われて縛り上げられた巨人とか封印されし魔神といった感じでござろうか?

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さて、本品は限定販売されたブラックビックコンボイ(C-35、ブラックビックコンボイ、2980円)に似ているでござるが、牙の色や邪悪なる赤眼で塗装されており、別物の仕上がりに成っているでござる。

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更に本品ではユニバース商品特有のボディペイント(?)が廃止された為に落ち着いた色合いになっているのも注目してほしいでござるな。

そう、ユニバース商品は日本人の色彩感覚とは異なる商品でござるから、妙な違和感のある商品が多いなか、ネメシスプライムだけは妙に納得してしまう色合いなのでござるよな?

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さて、ビーストモードでのギミックは通常販売のビッグコンボイと同じく、頭部のレバー操作によりマンモスの鼻が動き、耳を引っ張ると牙が動くアクションギミックが仕込まれているでござる。

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更に本品は武装を展開させたアタックモードに変形可能でござる。

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古代の戦場では象が参戦し、現在の戦車に劣らない活躍をみせたようでござるが、まさに本品は生きた戦車とも呼べるアタックモードでござるな。

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なお、アタックモードでは脇腹の碇型ミサイル(×2)は発射可能なのでござるが、頭部のダイヤル発射式二連ミサイルはダイヤル位置の関係で発射させるのは難しいでござる。 (笑)

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ロボットモードの変形は所謂ガワ変形なのでござるが、マンモスの外皮内に収められたロボット本体と外皮の重量感は流石でござる。

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しかも、黒ではない濃い青色のボディも妙に決まった色合いに渋さを感じるでござる。

なるほど、これは米国だけでなく日本販売されたのも頷ける一品でござるな。

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商品はビッグコンボイと同じでござるが、胸部のサイバトロン(マキシマルズ)のエンブレムは残されているものの縁を黒く塗りつぶされているので分りにくく、胸部に収められた着脱可能なマトリクスもデッドマトリクスと呼ばれており、ディセプティコン所属のマーキングらしいものはないでござる。

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そう、一応設定でのネメシスプライムユニクロン(MX-00、ユニクロン、7980円)が召喚した強力な力を持つ伝説のオプティマスプライム(?)のクローンでござるが、時間外に引っ張られた事により性格がねじれ、残酷な悪役へと変貌した姿だそうでござる?

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う~む・・・ どうやらビッグコンボイ本人ではないようでござるが、ブラックビックコンボイか別次元のオプティマスプライムのクローンかもしれないでござるな?

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ロボットモードの武装ギミックは両腕に折りたたまれたトンファーの展開と脚部の碇型ミサイル(×2)の発射に加えて、大型のダイヤル発射式二連装ミサイルランチャーを手持ち武器とするところでござる。

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うむ、無駄に大きい武器の魅力流石は伝説のワンマンズアーミーのコピー戦士らしい迫力があるでござる。

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日本人向けにデザインされたビッグコンボイの迫力とキャラクター性を米国人も認めた結果でござろうな・・・ しかし、米国人にとってのマキシマルズ司令官はゴリラでござるから、日本の総理大臣のようにコロコロ変わる司令官では同じオートボットの一員でも、リーダのザを狙いにきた外国人なのかもしれないでござるな。 (笑)

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因みにネメシスプライムは、オートボットのリーダーを務める知識と知恵を持ち合わせているでござるが、悪と破壊による愛を信じて、リーダーの証であるマトリクスを否定しているようでござる?

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なお、ネエシスプライムの能力値は他のユニバース商品と同じくパッケージ上では記されていないでござる。

おそらく公式設定は存在すると思うのでござるが、今のところ拙者の保有する資料だけでは分らないでござるな?

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では、ここで「ビーストウォーズ」の世界観では出来ず、「ユニバース」の世界観だからこそ遊べる説明書に記されていないフルバーストモードを紹介しておくでござる!

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本品の大型ミサイルランチャーは背中から取り外さなくとも砲口を前方に構える事が出来、両腕が開くでござる。

そこで、ユニバースの世界ではマイクロンも召喚されているのでブラスター(ハンドガン)に変形するプロール(TFユニバース、ストッケード&マグナスタンピード、3675円)やマイクロンブースターのグルーブ(マイクロンブースターVol.2、⑨、グルーブ、300円)などで武装させる事ができるのでござるよな!

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ユニバースのセット商品は何故か本来の連動ギミックを使えないようにしたモノが多いでござるが、使いようによっては本来の遊び方ではないトランスプレーが楽しめるのが魅力でござる。

ある意味、少ない設定は公式設定に縛られずにユーザーの創造性によってイロイロ楽しめるものかもしれないでござるな。

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