日野原重明『ササっとわかる 「長生き人生」の優先順位』を読んだ
少し以前に読んだ「萌えろ、いい女」と自分に萌え続けているカワイイ女性たちの笑顔を思いながら、今度は私自身の「元気」のために、日野原重明『ササっとわかる 「長生き人生」の優先順位』(講談社)を読んだ。
100歳近くなっても元気にご活躍の日野原先生の「長生き人生」のための30の秘訣が図解入りで、とてもわかりやすく書かれている。優先順位の1位は、「健やかな心と体を保つために、『歩くこと』を心がけましょう」だ。
この30の秘訣の中で、私が心惹かれたのは、優先順位10番目の「常に『新しいことへの挑戦』を忘れてはいけません」だ。マルチン・ブーバーという哲学者の「新しいことを始めることさえ忘れなければ、人は老いるものではない」という言葉が添えられている。
そして同時に、精神医学者ヴィクトール・フランクルの「人間の生きがいについてあげた言葉」として、次の3つをあげている。①愛すること(=いつまでも愛し、愛される人間であること)、②創ること(=創意を持ち続けること)、③耐えること(=苦難に耐えること、耐えることによって、人の苦しみに共感できる)。
そして、次の11位では、「『愛し、愛されること』がよく生きることにつながります」とある。日野原先生は、「若い人が異性に胸をときめかせるような恋心よりも少し広い意味で、私にも愛してる人が何人かいます」と書かれている。私も同じだ。
ともあれ、「健康は自己責任」であり、自分自身で努力しなければと思うのだが。本を読んで啓発されているだけではダメで、やはり実行しなければならいことは頭の中では理解できているのだが。