先週の「玄牝」に続いて映画「うまれる」を観て出産&生きることを考えた
このところ結構なんだかだと日程が詰まっている。格別の用事は少ないが、それでもお誘いがあって参加をお約束しているものなどもある。昨日はいくつか参加したい「行事」もあったが、先に決定していたこともあり映画鑑賞を優先させた。映画はいつでも見られそうなものなのだが、先約を優先させる形となった。
ところで私のように田舎に住んでいるものは、市内中心部に行く時には、「まちへ行く」という言葉となる。そして、その「まちに行く」際に、現在建設作業中である「榊原病院」の工事現場を横目で見て通っている。巨大なクレーンが、大きな工事であることを告げている。
さて昨日は、久しぶりに日本続けて映画を観た。一本目は「大地の詩」、二本目に観た映画は、先週の河瀬直美監督作品「玄牝」に続いて、ドキュメンタリー映画の「うまれる」だ。出産&生きることを考えた。
この作品には四組のご夫婦が登場する。出産予定日に子どもがお腹の中で死亡したご夫婦。完治しない障害(18トリソミー)を持つ子を出産し育てるご夫婦。出産を望んで不妊治療を続けた後に、授からない人生を受け入れたご夫婦。そして、母親の虐待を受けて育った経験から母親になることに戸惑にながら出産する妻と夫、の四組のご夫婦だ。
そしてこの映画「うまれる」には、映画「玄牝」の舞台となり、出演した吉村医師も登場している。そして、「玄牝」と同じように出産シーンも登場する。
映画「玄牝」にも感動したが、昨日の映画「うまれる」にも感動した。私はほぼ毎年、「ゆふいん文化記録映画祭」に参加しており、親しみがあることもあるのかドキュメンタリー映画に心打たれる作品が多い。二作品とも、まさに「観てよかった映画」だった。生きてゆく元気と勇気をもらった。
そして同時に、いつも思うのだが、こうした素晴らいドキュメンタリー映画を岡山の地で観られるのは、「シネマクレール」あればこそだ。感謝、感謝だ。
そして今日も浜田支配人とも少しだけお話しさせていただいたが厳しい状況に変わりがないとのことだ。シネマクレールに感謝込めて支えていくためにも、シネマクレールで映画を観たいものだ。是非とも、そしてくれぐれもシネマクレールをよろしくお願いする。