地底人の独り言

いつまでもみずみずしい感性を持ち続けて生きたいと願いつつ、日々の思いや暮らしを綴っていきます

ごあいさつ

いつも訪問してくれてありがとう。 「毎日が日曜日」の日々ですが、好奇心いっぱいに、ミーハー心を忘れず生きていく様や日々の思いを綴っていきたいと考えています。  是非とも、今後とも訪問をお願いします。また訪問していただいたら、足跡・コメントを残してくれたらなお嬉しいです(4桁の数字を半角小文字で入力忘れないでくださね)。 今後ともよろしくお願いします。

長期失業者

2011年02月22日 | ひとりごと
 
 

労働者の中で1/3が非正規、一年間も失業状態の方が121万人とは!

 今朝の山陽新聞に、昨日総務省が発表した「2010年平均の労働力調査」の結果について、報じているのを読んだ。少しだけ切なくなっている。
 今の私が敏感に反応するキーワードはいくつかある。いじめ・虐待そして子どもの問題、老いと死、雇用と貧困等々だ。いずれも私が直面してる問題であり、頭を悩ましている課題でもある。
 さて山陽の記事では「完全失業者のうち、失業期間が1年以上の長期失業者は前年より26万人増の121万人と、比較可能な02年以降で最多となった。(中略)10年平均の非正規社員数は34万人増の1755万人。(中略)雇用者に占める非正規の割合は0.6ポイント上昇の34.3%となり、02年以降で最高となった」とある。
 労働者の中で1/3が非正規、しかも増大しつつある。加えて、一年間も失業状態の方が121万人とは。何とも息苦しくなる。何とかならないか?怒りにも似た気持ちだ。
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人口減少

2011年02月22日 | ひとりごと
 


2050年には人口は約26%減少、半数以上減る区域は2/3と見込まれる

 もう一つ、ショックな記事に出会った。ナント、これから40年後には、日本の人口が3/4に減少、つまり3千万人余が減り、2/3の地域が現在の半数の人口になるとの推計に接した。

 「2050年の日本の国土の姿について、過疎化や少子高齢化の傾向が継続した場合、05年に人が住んでいた国土の約20%で、住民がいなくなるとの推計を盛り込んだ中間報告をまとめた。過疎化が進む地域では人口減少率が61%と、全国平均(26%)を大幅に上回っており、大都市と地方の人口格差が過度に進むことになる。(中略)推計では、全国の人口は05年の約1億2800万人から50年は9515万人と約26%減少。人口が50年には半数以上減っていると見込む区域は、無居住化のケースを含め全体の約3分の2に達する」とのことだ。国土交通省の国土審議会長期展望委員会が、昨21日に発表したものだ。

 引き続いて少子化が進行することは想像に難くなく、かつ現在の働き盛りの方は高カロリー食とストレス、運動不足により今ほどの長寿は難しいとも考えられる。そうすると、人口が減少していくことは明白とは考えるが、これからわずか40年で3/4に減少するとは。

 そんな急激な変化に、この国は対応していけるのだろうか。その頃私は生きてはいないが、この国の宝である子どもたちのことを考えると、心配で少しだけ落ち込んでいる自分がいる。
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その瞬間まで

2011年02月22日 | 読書
 


桜井和馬著『妻と最後の10日間』を読んだ、とても感銘深い好著だ

 「世界各国の紛争地域を取材してきた著者が、最愛の妻をくも膜下出血で亡くすまでの看取りの10日間を記録したノンフィクション。(中略)回復の兆しはなく、意識も戻らぬまま、脳死に陥る妻。著者は、『その瞬間』までを詳細に記録することで、過酷な現実と向き合うことを選ぶ」。

 表紙裏にそのように書かれている桜井和馬著『妻と最後の10日間』(集英社文庫)を読んだ。パートナー(=妻)がその朝出勤して、会社で倒れてそのまま意識不明から脳死へ。そんな過酷な事実を、著者は克明に書き綴っている。情報公開制度の中で開示請求して、妻のカルテ記録も取り寄せて、書き込んでいるだけに、いっそうの臨場感がある。とても感銘深い好著だ。

 今、愛する人を失った方々への「グリーフケア」がとても重要となり、そのための診療科も新設されているとも聞く。

 私のパートナーも、一度は心臓手術で、二度目は入院中に心筋梗塞で心停止を経験している。とりわけて二度目の心筋梗塞の際には、明け方頃病院から「至急に病院に来てください」との電話があり、病院へ急いだ経験がある。その際には担当医師から「心臓は動き出したが、意識が戻らない」と言われたことがある(幸い、その後意識は回復した)。

 そんな経験があるだけに、妻の働く会社から連絡を受けた著者が、病院へ行く途中に「突発性の意識障害」になるなどの経験はとてもよく理解でき、読み進むのも辛かった。

 愛する人を失う悲しみ、その喪失感がどうようなものか、私にはまだ経験がないが想像は出来る。それに絶えられるかは、別として。

 ともあれ、長年連れ添ってきたパートナーを失う悲しみに、いつかは遭遇するかも知れない。逆にパートナーが私を失う悲しみに襲われるのかも知れない。『妻と最後の10日間』を読み、いろんなことを考えさせられた。
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