地底人の独り言

いつまでもみずみずしい感性を持ち続けて生きたいと願いつつ、日々の思いや暮らしを綴っていきます

ごあいさつ

いつも訪問してくれてありがとう。 「毎日が日曜日」の日々ですが、好奇心いっぱいに、ミーハー心を忘れず生きていく様や日々の思いを綴っていきたいと考えています。  是非とも、今後とも訪問をお願いします。また訪問していただいたら、足跡・コメントを残してくれたらなお嬉しいです(4桁の数字を半角小文字で入力忘れないでくださね)。 今後ともよろしくお願いします。

ジュテームスープ

2011年02月12日 | 食べ物
 


「カフェZ」で、素敵な語らいと恋がかなう「ジュテームスープ」を楽しんだ

 昨晩は雪かと思ったが、今朝起きてみても降っていなかった。しかし朝から雪となり、その後は雨となった。外出時は降っていたが、午後は太陽が顔を出してくれた。しかし、終日冷え込みの厳しい一日だった。

 そんな今日は、ゆっくりとお話ししたいと思っていた方と、浜野にある「カフェZ」でランチを楽しみながら、素敵な時間を過ごすことができた。

 「カフェZ」は、ギャラリーを併設した素敵な空間だ。そして今は、「岡山文学フェスティバル」のイベント【おいしいおはなし】に、今年初めて参加していただいている。メニューは、私も映画で観た『食堂かたつむり』(小川糸著、ポプラ社刊)から、「ジュテームスープ」と「ホットチョコレート」が用意されている。

 ところで、この「カフェZ」の昼の食事タイムは、HPによると「12時頃〜14時頃まで(なくなり次第終了)」とある。そして、「ぜひ前日までにご予約」をと書かれており、その場合には「お礼に心ばかりの『ミニデザート』を付けさせてもらっています!」とある。是非とも、予約して行かれることをオススメする。

 さて、少しだけ横道をそれたが、それを「飲むと恋や願い事がかなう」というジュテームスープをお願いした。まさに「野菜と塩だけの余分なものは一切加えないシンプルな、それでいて本当に滋味豊かなスープ」(HPより)だった。

 ま、素敵な方と素敵な語らいを楽しみながらであり、美味しいのは当たり前と言えば当たり前だが、それを差し引いても、実に美味だった。少しだけ感動もした。外の寒さが吹き飛ぶような温かい時間が流れ、まさに至福の時間を過ごした。

 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

NHKスペシャル

2011年02月12日 | 映画・テレビ
 


NHKスペシャル「無縁社会」、何とも心が寒くなり無力感に襲われた

 昨・11日の夜、NHKテレビが放映した「NHKスペシャル“無縁社会”の衝撃」を見た。昨年1月のNHKスペシャル「無縁社会 “無縁死”3万2千人の衝撃」を見た、その衝撃は今も心の奥深くに残っている。

 以来、もう1年が経過した。「無縁社会」という言葉は、昨年の「流行語大賞」にも加えられ、社会的にも定着してきている。その問題が考えられるという点ではある意味嬉しいが、そうした言葉自体が早急に消えゆくことを願っているのだが。

 そんな中で、昨日の番組では「無縁社会」が若者たちにも襲いかかっていることを知らせている。学校にも行かず仕事にも就いていない15歳~35歳までの若者たちが、60万人にも達しているとのことだ。本来は「働き盛り」である人たちにも「無縁社会」は拡がっているという。

 番組ではNHKの「取材班」にかかってきた1万4千本の声から、紹介されていく。遺書を送りつけてきた方も登場している。「話し相手がいないのが寂しい」との留守番電話の主も登場する。進路が決まらないままに、学校とのつながりを断たれて、「無縁社会」へと入っていく子ども達も紹介されていく。退学が決定して、学校の廊下で一人なく子どもの映像が、何とも切ない。

 また番組には「インターネット中継」で、見知らぬ人たちとつながる人たちも登場する。居酒屋で「一人の飲み会」をし、それを「ネット中継」しながら、見知らぬ人とつながつている光景も出てくる。夜寝る前に、自分の室内から「ネット中継」をした、50人くらいとつながり、それから眠っている人も。彼らは言う。「愛情を求めている。実社会のつながりはあてにならない」と。

 働く世代にとって、職を失うことは、社会や人とのつながりを失ってしまうることを意味する。「無縁社会」は、そうした人たちを自殺へと追いやっていく。番組では、そうした人たちの社会とつながってく姿も描かれている。少しだけ希望をみせてくれている。「つながりの中に、自分の存在や役割を感じられてこそ、生きていける」と番組は語っている。

 それにしても、昨晩のような寒さ厳しい夜に、一人で「無縁社会」を見ていると、心も寒くなった。「なんとかならないのか」、無力感に襲われ、叫びたいような気持ちにもなった。

 見るのも辛い番組だったが、やはり現実社会であり直視しなければならないと考えた。一日も早く「無縁社会」という言葉が、この社会から消えることを願う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

合格祈願グッズ

2011年02月12日 | ひとりごと
 


今日も寒い朝、厳しい寒さの中での就活や受験についてニュースが報じている

 昨日の雪は、近くの山をうっすらと雪化粧をした。今朝も雪を心配して起きたが、朝5時の時点では降っていなかった。しかし、天気予報では、雪、そして雨となっている。今日は外出予定であり、いささかイヤな感じだ。寒いのは我慢するが、せめて雪や雨は降らないで欲しいと願う。
 そんなことを思いながら、点けているNHKテレビの朝のニュースが、大学生の就活活動が三年生にまで早まっていることへの懸念を伝えていたり、受験の季節であり合格祈願グッズについても報道している。
 合格祈願グッズの定番は神社仏閣のお守りだが、それに加えて従来からのデパート等の合格弁当等が映し出されてる。加えて、「削った鼠小僧の墓石」(=なかなか入れないところにスルリと入れる)、「困難なトンネル工事の石」(=難関を突破)、「タコの置物」(=「オクトパス」、置くとパスする)、等々を報道している。まさに「藁にも縋る(わらにもすがる)。
 京都・蜷川府政の「15の春は泣かせない」との言葉を思い出すが、全ての受験生たちにとって、頑張った春が訪れることを願う。そして同時に、大学や高校を卒業しても就職先がないということがないように、政治の力を発揮して欲しいと、これまた心から願う。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「玄牝」

2011年02月12日 | 映画・テレビ
 


映像作家・河瀬直美の新境地を開く最新作のドキュメンタリー「玄牝」を観た、

 河瀬直美監督には、これまでずっと注目してきた。「萌の朱雀」や「殯の森」もこれまで観てきた。その河瀬直美監督が、自らが出産を体験することにより、いっそう「命の営み」を見つめ直して、「自然分娩」を行っている愛知県・吉村医院を舞台に、ドキュメンタリー作品を完成させた。それが最新作「玄牝(げんぴん)」だ。

 今回のドキュメンタリー映画の舞台である吉村医院については、「院長の考えのもと、薬や医療機器などの人工的な介入をほとんどせず、女性が本来持っている産む力を引き出す『自然なお産』(自然分娩)を行っている。院内に建つ江戸時代の古民家を妊婦たちに開放し、出産に向けてこころとからだづくりの大切さを伝えている」(チラシより)とのことだ。

 そのドキュメンタリー映画「玄牝」を昨日観た。祝日ということもあってか、とてもたくさんのお客さんがいた。レディスデーでもないのに、スゴイとすら思った。「お産を扱った、とても地味な映画なのに」と、少しだけ嬉しかった。加えて、若い女性客が多いのも嬉しかった。

 それにしても、映画の中での出産シーンは圧巻だった。一般公開の映画では初めての、まさに生まれくる瞬間を映し出した作品ではないだろうか。神々しくさえあり、心から感動した。

 加えて、撮影の河瀬直美が映し出す、季節毎に変わる自然の美しさにも感動した。生命のエネルギーにあふれた妊婦さんたちも美しく、自然も美しい。素敵な作品だ。

 さてこの「玄牝(げんぴん)」とは、「谷神不死 是謂玄牝」(老子 -谷神は死せず、是を玄牝と謂う-)から取られており、「大河の源流にある谷神は、とめどなく生命を生み出しながら絶えることはない。谷神同様、女性(器)もまた、万物を生み出す源であり、その働きは尽きることがない。老子はこれを玄牝--“神秘なる母性”と呼んでいる」(映画「玄牝」パンフレットより)とのことだ。

 今回の「玄牝」を観て、河瀬直美の新境地を開拓した素晴らしい作品であり、改めて河瀬直美の才能を確認した。そして、河瀬直美は今後さらに大きな映像作家として成長していくことは間違いないとも確信した。

 そして今は、現在製作中とされる最新作「朱花の月」を早く観たいと思ってる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする