降って来るもの

写真と散文とぽえむ

情袋-nasakebukuro-を

2020-02-08 07:50:07 | 詩19

      情袋-nasakebukuro-を

 

誰かが、何かが、きっと

僕の身の裡にある情袋を

突っ突くのだ

 

他人には他愛ない切っ掛けが

他人は見逃す仄かな刺激が

 哀楽の詰まった

その薄い膜を突き破るのだ

 

血腫のように

それが致命傷にはならないので

 卒倒したり

意識不明や呼吸不全の障害はないけれど

それでも

そのnasakegokoroの破損は

ときどき、長く心身に滞留して

様々な”ものもらい”を発症する

 

病態や影響が悲嘆や悲惨ではなく

寧ろ、偶には

福音のようであるのが救いだけれど・・

 

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遣心使.Ⅹ

2020-02-08 04:56:32 | 詩19

      遣心使.Ⅹ-夢遊のpoeto-

 

三時四時台は何とか凌ごう

ほんとうは

書き物をする時間帯じゃない

けれど

そんな時間に半覚醒のときには

決まって

頭にこびり付いて離れないコトバがある

惑星のように僕の核を離れず

近付いたり遠去かったり

語り掛けたりutaったり

とにかく

僕の空から離れない

僕の視野から隠れない

 

丑寅の時刻など

ほんとうは安眠に捧げるものだが

チラチラと見え隠れする

その物体がその獲物が

僕を学者にしたり猟人にしたり

ときには

夢遊のpoetoにしたりする

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遣心使.Ⅸ

2020-02-08 04:26:54 | 詩19

      遣心使.Ⅸ-熟成-

 

ほんとうに些少な自分に

出会って

唖然とすることがある

忸怩に打ちのめされることがある

 

何の誇りも自若も凛々しさも教養もない

ただ悔恨と懺悔に後ろめたい

黒い感情を抱えて蹲る自分を結像してしまう

そんな暫くがある

 

きっと

ほんとうには熟成していないのだ

きっと

欠陥だらけの未完成の大人人形なのだ

古希などと煽てられて

尚、この為体

 

人間の熟成は簡単にはいかない

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