降って来るもの

写真と散文とぽえむ

一本の足跡を

2020-02-20 21:14:00 | 詩20

      一本の足跡を

 

美しいものは

往々にして

泥濘の裡に芽生える

 

目を瞠るものは

しばしば

安逸の中で発見される

 

心を搔き乱すものは

ひっそりと

平穏の間に間に牙を研ぐ

 

継続の非凡は

果て無い

平凡を厭わぬ真摯に派生する

 

因果が有って応報が有るように

 

どんなサインコサインにも

必須のように

epilogueへと誘う数式が有る

 

然れば友よ!!

 

短い旅程の巡り方にも

波乱万丈のtravelにも

ない道行だとしても

 

行き着く先のピリオドは同じだから

せめてinochiの輝きを研ぎ

夫夫に持つ一本の足跡を

各各が線引きした道順を

己が為に光らせようではないか

 

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必撮シリーズ㊆~蕗の薹-萌葱のinochi-~

2020-02-20 07:07:33 | 植物

   ~~~ヾ(^∇^)おはよー♪

 カメラを袈裟懸けにしてのウオーキングの途中で”ふきのとう”を初見。最近は鹿や猪などの食料になっているかも知れなくて、昔なら路傍の土手や水路の傍や家の周りの彼方此方に芽を出していた蕗の薹も殆ど見られなくなっている。

 そこで今朝は若しかしたらと、二十年ばかりも前に無人になっている家の草だらけの庭にじっと目を凝らすと、有った!!

 萌黄色のinochiが其処彼処に芽吹いていましたよ

   

      

何時どんな鳥が落としていったのか・・、一枚の羽毛が

冷え込んだ朝の畑の模様

風景を絞って

ところでこの路傍の石、何だか”ネコ科”の動物の顔に見えませんか?

             02/20 07:26 まんぼ

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業-go-

2020-02-20 05:08:05 | 詩16

      業-go-

 

一日と述懐の僕のTOKIの相貌が

姿を晦ます時刻頃になると

その日分のエネルギーも

流石に底をついて

 所在なく揺らめく

 正体なく黄昏れる

 無味無臭に萎れる

順不同、順逆不全、理路整然

お構いなしの体裁不用の代物に成る

 それだから

実態を暴かれるのには忍びないから

 成る可くは

そう言う時間帯を忌避して

紙もペンも遠ざけていたけれど

 ほんとうに偶に

静寂のスポットライトを浴びて

書いてみたい欲望に駆られて

書いてみることがある

 

これは一種の業-go-かも知れないと

細やかに納得しながら・・

       2020 02/20 05:08:05 万甫

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