無機のsizuku
ZAWAZAWAと前陣の風が吹くと
約束事のように
前触れのように
無の天界から
無機のsizukuが垂れる
ひとつの形を求める欲求が
結束して
最初の一言を紡ぐ生い立ち
SAWASAWAと清涼の風が頬を撫ぜると
ko.to.ba.たちは
連珠のように集い
未知の無形の言付けを
muneの石板に刻んで
一巻のポエムを編む
-僕は何時でも
-霊媒師のように
-其の遣り取りに立ち合う
無機のsizuku
ZAWAZAWAと前陣の風が吹くと
約束事のように
前触れのように
無の天界から
無機のsizukuが垂れる
ひとつの形を求める欲求が
結束して
最初の一言を紡ぐ生い立ち
SAWASAWAと清涼の風が頬を撫ぜると
ko.to.ba.たちは
連珠のように集い
未知の無形の言付けを
muneの石板に刻んで
一巻のポエムを編む
-僕は何時でも
-霊媒師のように
-其の遣り取りに立ち合う
色合いと濃度で
大量の月日と時分と秒が
僕のイノチの歴史を過ぎ去った
何もせず
何も残せず
何の手応えもなく
何の思惑も含まない間に
何の意図も示せない間に
一生の半分はそのように消費される
人生はそれ位の濃度で水泡に帰すから
折角それぞれに与えられた
多分おのおのに供給された
各自の色合いの絵の具で
せっせと
自分のinochiの絵を描くのだ
中途で投げ出しても悔いのない
未完成でも納得の
不揃いや不可思議や不器用を
己が特徴にできる覚悟で
ひと欠片の未来を
この先にあるかも知れない道筋の予告編や
もしかしたら未来の先取りかも知れない
或いは選択次第で辿っていたかも知れない
もう一つの路の行先のことや
未来はこんな風に待ち構えていると
垣間見せられることが間々ある
それは薔薇色でもなく
かと言って灰色でもなく
配色は定かではないけれど
多分、普通の暮らしの背景の色で
幸いなのか、そうでもないのか?
楽しいのか、詰まらないのか?
詳細は描写してくれない
僕は頬笑んでいるのか?
それとも
眉間に何本もの皺を寄せているのか?
定かな映像は残してくれないけれど
偶に、不意に、正夢のように
暫く脳裏に滞留して
気持ちを左右することも有る
何れにしても
そのひと欠片の未来予想図は
こうして書いている時分には
既に雲散霧消して
唯の夢物語に帰結しているのだが・・
02/19 05:50 万甫