囲碁きちの独り言 Ⅱ

趣味の旅行、うたごえ、囲碁の事や日常の出来事を記録する。

酸素ボンベ運搬ロボット試用会

2015-09-09 18:09:52 | 囲碁きちのつぶやき
在宅酸素運搬ロボットに実際に触ってみるとの講習会があるというので参加しました。



講師のお話では、在宅酸素を必要としている方は、全国で 16万人だそうです。その内の 5%の人がロボットを使ったとしても、8,000人で、酸素運搬ロボットを研究・開発しても商業ベースでは採算がとれないようです。研究者は、国内と国外の需要を合わせて開発を考えているようです。国外の一番の狙いが、世界で一番人口が多く、かつ高齢化が進んでいる中国を考えているようです。

今日、試用された運搬ロボットです。



ロボットと言うので、もっと進化したものを想像していましたが、私には、一種の「シルバー電動カート」のように思えました。まだまだ、研究の余地はあるようですが、在宅酸素の方たちには、救いの一助にはなると思います。これからのさらなる研究を期待したいと思いました。

在宅酸素の方は、殆どが「呼吸器障害者」で「障害者手帳を持っている方が多いと思います。

実は、昨夜、先日録画しておいたNHK・BSの「障害者と戦争」というテレビを見ました。第2次世界大戦がはじまったドイツでは、ヒットラーの命令で、自国民の障害を持つ人々をガス室で虐殺したというのです。精神障害、身体障害などおよそ戦争遂行に役立たない市民約20万人を殺したと言います。



しかも、ガス室で殺す人間を選別するのに医師団体が一役かい、家族、縁者、近隣住民がそのことに見て見ぬふりをして黙殺したというのです。自国民20万の人をガス室で効率よく抹殺した経験が、その後のユダヤ人の大量虐殺につながったとも述べていました。

戦争になれば、戦争に役立たない人々、障害者、次に弱い女性、こどもを順次、弱者が順番に邪魔者扱いされてゆくとも語られていました。

今、日本では「戦争できる国つくり」がキューピッチで進められようとしています。戦争する国になったら在宅酸素の人たちも邪魔者扱いされるようになるでしょう。そんな、国には絶対にしてはならない と思った今日の講習会でした。
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