今日は年金者組合の「止めよう!社会保障大改悪」と銘打った勉強会でした。
講師は埼玉社保恊の保土田事務局次長で、20人程の仲間が勉強しました。
年々改悪される社会保障の歴史に触れながら、詳しく説明してくれました。
中でも、「社会保障と税の一体改革」言われ出してから、改悪の速度がドンドン上がりました。
民主党政権末期に自民党などと一緒に成立させた「社会保障制度改革推進法」で、社会保障が国や行政の責任を後退させて、自立・自助⇒互助⇒共助⇒公助 の組み合わせが出来てから改悪のスピードが早まりました。自己責任が声高に叫ばれ、家族や地域の共助を謳い、国の席責任は後退しました。消費税の引き上げの税収は社会保障に回すと言いながら、実態は全く違った使い道をしてきました。今や、医療や介護に費用がかかる年寄りがまるで悪者のように言われています。
高齢者社会と共に少子化が問題にされています。しかし、非正規、派遣労働など若者が結婚できない、子どもが生めない社会こそが問題です。子どもだ出来ても待機児童が増え、保育園にも入れない こんなゆがんだ社会にしてしまっている政治のあり様こそが問題です。
併せて「国の保広域化=都道府県単位化」の問題の勉強をしました。どこも国保税が上がり、国保税の滞納者が増えていると言う実態報告もありました。
いずれも、すでに法律ができ、実施されていることが多かったです。その意味では「止めよう!」のテーマ自体が厳しい状況にあることを身をもって知りました。
社会保障の大改悪は、自公政権の続ける戦争政策と一体です。そうした政策を阻止することこそが社会保障の改悪を止める道だと改めて感じました。