能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

今日の広島市は雨!強い風が吹いています・・・天気予報によると午後から晴れそうです

2021年03月02日 | まち歩き

強い雨と風。

今日の広島市は荒れ模様です。

天気予報によると午後からは晴れの見込み。
 
広島市ではコロナ感染者も一日数名レベルまで減ってきました。
もう少しの辛抱です。
気を抜かないように、マスク、手洗い、三密回避を続けていきましょう!

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3.11・・・あれから10年 先送り国家ニッポン・・・日経ビジネス誌の地味でも鋭い記事に想うこと

2021年03月02日 | 本と雑誌

日経ビジネス誌2021.3.1号の特集記事は、3.11。

東日本大震災から10年・・・現地を丁寧にリポートしています。

地味な特集ですが、今、この国が抱える課題をあぶり出しています。

もう一度、考え直し、やり直す時だと思います。

同誌は、次のように指摘します。

 

この10年は被災地の復興のみならず、

震災で顕在化した「日本の矛盾」を是正する時間でもあった。

原発に依存したエネルギー政策、

首都圏に偏った産業分布、

地域の極端な高齢化、

自己決定権に乏しい他方行政、

遠隔地の貧困な医療、防災体制・・・。

 

この特集では、「被災地五大改革、なぜ完成しない」「被災地変わらずして、日本も変わらず」の二部構成。

現在の被災地の現状を丁寧に解説しています。

 

この10年・・・とりあえずの復旧はしたけれど根本的に何も変わっていない・・・。

本当に残念です。

 

「先送り」は、わが国の悪癖・・・そのうち国民も忘れ去ってしまいます。

時の経過とともに、政治家も資本家も働く人たちも、疑問に思わなくなってしまいます。

 

最大の原因は、ビジョンやグランドデザインがないこと、中長期的な視点・視座に欠けていることにあると思います。

名著「失敗の本質」の中でも指摘されたように、日本人の短期的視点、戦力の逐次投入、場の空気などが、10年たっても何も変わらない状況を作ったのだと思います。

 

今、日本の将来像を冷静に考えてみると、次のようになると思います。

政治家や経営者などのリーダーたちも心の底には、きっと、あきらめ感があります

 

ユーラシア大陸の東端、極東の島国・・・天然資源もないが、活力もなく経済力、デジタル力も弱い衰退していく超高齢の老人国家・・・民は真面目に懸命に働いているが、明日はない・・・困ったことは孫子の代まで先送り・・・ギリギリ・カツカツでも生きていける国を造ろう!

 

ちょっと寂しいです。

少子高齢化、脱炭素、環境問題、社会保障・・・課題先進国と言われる日本は、逆に言うとソリューション大国。

問題解決し続けて行けば、後からついてくる国々に対して強いリーダーシップを発揮することが出来るはずです。

 

あの日から10年・・・もう一度、リ・スタートしなければならないと思います。


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