常にベンチマークしているイアン・ブレマーさん。
米国のシンクタンクであるユーラシアグループ社長。
国際政治学者としての顔もあります。
スタンフォードで博士号、フーバー研究所の史上最年少研究員、そしてシンクタンクを立ち上げるというキラキラ・キャリアです。
毎年、世界が懸念すべき十大リスクを発表しており、NHKのニュースにも取り上げられたりしています。
日経ビジネス誌2022.1.31号の「賢人の警鐘」に登場したイアン・ブレマーさん。
珍しく3つの明るいニュースから予測を展開しています。
1 新型コロナウイルスはエンデミック(インフルエンザのような地域流行)となるだろう。withコロナの時代だが、通常の生活に近づく。数週間単位だろう。
2 世界の地政学で最も重要な米中関係は2022年も経済面で密接に結びつき続けるだろう。
3 米国で致命的な状況の民主主義も世界を見渡せば機能している。日本やドイツでは民主主義は死んでいない。
逆に、2022年の三大リスクとして、次の3つを挙げています。
1 中国のゼロコロナ政策の失敗 工場が止まりサプライチェーンが分断される?
2 テクノポーラー(巨大テック企業)の世界 GAFAMが握る個人データやプライバシー
3 米国の中間選挙 ふたたびトランプ?
チャイナショックが起こり、世界経済に大きな惨禍をもたらすのか・・・。
米中関係や米露関係、ウクライナやイエメン・・・国際関係のニュースから目が離せない1年になりそうです。