日経ビジネス誌2022/1/10号、楽しく読みました。
特集は、「孫正義の資本論 ソフトバンク、巨大ファンドの内幕」。
日本を代表する起業家、孫正義さんを取り上げています。
ソフトバンクは、今や情報通信会社、IT企業ではなく、投資会社。
6つのビジョンファンドを置いて、世界中で3000社以上のユニコーン予備軍を物色しています。
ソフトバンクグループの時価総額は11兆1000億円。
アリババやアーム、Tモバイル、ドイツテレコムなどの海外IT企業の大株主。
恐るべしです。
ただ、個人的には怖くてSBの株には手を出していませんが・・・笑。
目次
PART1 ポスト孫への備え 深夜の30分一本勝負 毎週変わる15年計画
PART2 金の卵の育て方「群戦略」の主役は我ら PayPayモデル世界へ
PART3 未来の孫正義を生めるか 起業家の目を覚ます 日本上陸の余波
「いかがわしい・・・」
かって孫さんは、経団連やエスタブリッシュから怪しい起業家として見られていました。
でも、孫さんはそう言われることを楽しんでいたふしもあり、その後の事業拡大の礎になっていたのかもしれません。
「失われた30年」・・・1980年代のニッポン株式会社の大成功が忘れられない経団連や大企業の御大たち・・・。
孫さんやホリエモンや村上ファンドなどを叩いてきました。
逆に言うと、「いかがわしい」起業家の少なさが、もはや先進国とは言えないようなニッポンにしてしまったと言えます。
GAFAにはやられ放題、中国やアジア諸国からも舐められはじめています。
日本発のスタートアップ企業が少なすぎる、ユニコーン企業も片手で数えられるほどの凋落ぶりです。
若き起業家の登場が本当に待たれます。
この特集では、孫会長のロングインタビューやSBの後藤CFOやラジーブ・ミスラSBビジョンファンド運営責任者のインタビュー記事の載っており、興味深い内容になっています。
必読の日経ビジネスの新年号です。