昨年末、広島県呉市の日本製鉄の製鉄所(旧日新製鋼)が閉鎖されました。
日鉄の経営の構造改革の一環ということですが、巨大工場の閉鎖は雇用されていた社員や家族、地域経済に多大なインパクトを与えています。
地場の産業、会社、職安、行政などが雇用対策のために様々な施策を打ち出しています。
そして跡地問題。
カープの本拠地マツダスタジアム36個分という広大な敷地。
製鉄所の施設の撤去、土壌問題など課題山積です。
中国新聞のスクープ・・・一面トップで防衛省が活用するという案が急浮上したという報道。
地元呉市や広島県で大きな話題となっています。
防衛省は、バックヤードとしての弾薬庫としての活用がメインのようです。
個人的には、防衛省の新施設は、呉市の雇用を生み、地元の飲食店やホテル旅館、商店街などの活性化に結び付くため賛成です。
ただし、安全性の確保が大前提です。
呉市は、海軍の街として発展してきた歴史があります。
海軍鎮守府、海軍工廠があった呉市は、戦前人口が40万人を超えていたそうです。
現在も海上自衛隊呉総監部が設置されています。
この伝統の上に防衛省の施設を置くということは、アリだと思います。
呉市の製鉄所跡地問題、これから当分目が離せません。