能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

若き企業戦士諸君、石の上にも3年、3年間でビジネスの基礎体力をマスターしよう!ビジネス・プロフェッショナルになるということ

2023年04月22日 | マネジメント

最近、若い人が会社を辞めたという話をよく聞きます。

新入社員の退社も、しかりです。

日頃よく目にする大企業でもさっさと辞めていく・・・今の若者たちは「自分」を持っています。

滅茶苦茶な労働条件やパワハラが横行するブラック企業であれば、自分の健康とメンタルを守るために、とっとと去った方が良いと思います。

そうすれば、ブラック企業は市場から淘汰され、人手不足、若手不足の昨今廃業せざるを得ません。

個人的な経験からすれば、組織に入り3年程度で一人前になることが出来ると考えています。

特に新入社員の一年間に獲得できるビジネススキル、専門知識は生涯役立つものです。

石の上にも3年、3年間でビジネスの基礎体力をマスターしていだきたいものです。

そのためには、組織や職場に「かわいがって」もらえる「自分」を作ることです。

条件は、3つ。

一番大切なのは、挨拶と返事とホウレンソウ(報告・連絡・相談)。

次に大切なのが、先輩、上司への質問責め。

そして、小さなメモ帳とペンを常に携行してメモ魔になることです。

新入社員の一年間は、何度聞いても許されるから大丈夫です。

現在、働いている会社、組織で働き続けていくかどうかを迷った場合、働き甲斐チェックリストでチェックしてみてください。

 

働き甲斐チェックリスト

1.職場での仕事の中で「自分」が何を「期待」されているのか上司や先輩伝えられている。

2.仕事において、毎日、自分がベストを尽くせる環境が整っている。

3. 情報や資料、データ、PCや携帯など、自分の仕事をきちんとやるうえで必要なものがそろっている。

4.職場に何でも話せる友人、同僚がいる。

5.私の上司、または職場の誰かが私のことを気にかけてくれている。

6.職場に、私の成長を応援してくれている人がいる。

7.私の意見を大切にしてくれている職場である。

8.私の会社のミッションやパーパス(目的)が、私の仕事は重要だと感じさせてくれる。

9.私の同僚や周りの社員のモチベーションが高い。

10.過去1週間の間に、いい仕事ぶりを認められ、賞賛された。

11.過去6カ月間に、職場の誰かが、私の成長や進歩について声をかけてくれた。

12.この1年で、職場で学び、成長する機会があった。

13.自分の仕事は、世のため、人のために役立っている。

14.こどもが生まれたら、この組織で働いて欲しいと思える。

15.この現場、職場で働けば、プロフェッショナルになれる。

このうち10個以上に「〇」印がつけば、今いる会社でもうひと踏ん張りすると明るい明日を迎えることが出来ると思います。

最近、驚いたのことが2つあります。

一つ目は、超ホワイト企業で、「ぬるい(甘い)」から辞めたいという若者がいるとのこと。

指導や教育がぬるま湯のため、この組織にいてもスキルアップ、キャリアアップできないから辞めるという若者たち・・・その問題意識、たいしたものです。

名門大学の卒業生が、セミブラックの外資系コンサル会社や総合商社を目指すのも、20歳代のうちに「食える」スキル、キャリアを積みたいと考えているからでしょう。

2つ目は、退職代行会社経由で退職を告げる若者がいるということ。

ある日、退職代行会社から人事部宛てに電話が入り、「御社のA君が辞める」ということを伝えるというもの。

たとえ短い雇用期間であったとしても、それなりの給料をもらい教育を施してもらったわけですから、それはあまりに失礼でありビジネスパースン失格だと思います。

 

若いビジネスパースンの皆さん。

ビジネス・プロフェッショナルになることは、やはり日々の積み重ねが大切です。

栄光の未来に向けて、自分のプライドをかけて日々戦ってください。

必ず結果が、ついてきますから。


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