先週末の12月14日(日曜日)、京都検定3級を受けてきました。
今年、最後の自己啓発のためのチャレンジです。
正式名称は、「京都・観光文化検定試験」。
京都商工会議所が主催しています。
京都検定は、福岡検定と並んで、いわゆるご当地検定の走りと言えます。
その後、全国各地でご当地検定が立ち上がりましたが、受験者の激減、出題・採点等の空中分解で立ち消えになった「ご当地検定」も多々あります。
そうした中、全国のご当地検定で最大の受験者数を誇る京都検定。
実に11回目を迎えます。凄いことです。
京都商工会議所や京都新聞社の販促プロモーション努力もあるのですが、クレジットカード決済や東京会場の設置、年替わりのテーマ問題の出題、3級不合格の場合は翌年の受験料半額などなど、受験者獲得のための様々な創意工夫が打ち出されています。
そして、一時減少した受験者も7000名以上をキープしています。
京都新聞社の報道によると、今年も2013年、前年比較で受験者数が増加したとのこと。
町おこしのシティプロモーションとしては、大成功といえる京都検定です。
この検定試験という仕組みをうまく活用すれば、「ご当地」のみならず、消費財や生産財なども含め、プロモーション活動として機能すると思います。
最近では、ウイスキー検定、丸の内検定など、旬のテーマで実施すれば、受験料や知名度の獲得につながる有効な初段ということが出来ます。
富裕層をターゲットとして、ポルシェ検定やエルメス検定、プラダ検定。
カップラーメン検定や立ち食いソバ検定などあれば、意外とブレークし業界の活性化、消費拡大につながるかもしれません。
わたし自身、京都が大好きで年に何回も訪れるものの、京都に住んだことありません。
このため、京都についての勉強はもっぱら書籍による独学です。
京都の観光ガイドブックや公式テキスト「増補版 京都・観光文化検定試験 公式テキストブック」と「3日でマスター!京都検定3級虎の巻」(京都新聞出版センター刊)を購入。
ウイスキーを飲みながら毎日少しずつ知識のインプットを行っていきました。
試験会場は、明治大学駿河台キャンパス。
都心のキャンパスのため、ほとんど会社風のビル。
11階か13階が京都検定の受験会場としてあてられていました。
受験会場は、子供さんからおじいさん、おばあさんまで・・・まさにゆりかごから墓場までという感じ。
女性、特に若い女性が半分近くを占めていました。
京都の持つ魅力が、多くの京都ファン、京都フリークを呼び寄せているかのようでした。
3級の試験は試験時間90分、四択100問、マークシート方式。
ただ、1時間ぐらいで解答可能のため、多くの受験者は制限時間を待たずに途中退出されているようでした。
京都検定の良いところは、問題用紙の持ち帰りがOKということ。
解答の答えあわせが出来るとともに、復習でき、京都に関する知識が、より深まるということです。
これは、とても良いことです。
平成26年度の問題より(一部抜粋)
1.延暦13年・794年、長岡京から平安京に遷都した天皇は誰か。
ア 聖武天皇
イ 桓武天皇
ウ 嵯峨天皇
エ 孝明天皇
・・・「カンムがナクヨ」「鳴くよウグイス、平安京」・・・正解は、桓武天皇。
11.鎮火の神として庶民の信仰を集めるホニャララでは、7月31日夕刻から翌朝にかけて「千日詣り」が行われる。
ア 愛宕神社
イ 福王子神社
ウ 車折神社
エ 月読神社
21.千利休作で唯一現存する国宝の茶室はどれか。
ア 燕庵
イ 待庵
ウ 密庵席
エ 八窓席
ちなみに正解は、11は「ア」、21も「ア」です。
自己採点したところ、70点前後・・・。
合格点が絶対評価で70点以上ということなので、ギリギリの得点。
来月1月の下旬に発表とのことです。
なかなか楽しい京都検定でした。
早く京都に行きたいなあ、と思い起こした京都検定です。
試験が終わり、ふと窓を見ると、美しい富士山が見えました・・・ブラボー!!!