能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

ぼくは、世界一楽しいサラリーマン 会社という枠組みをフル活用して自己実現を図る 石渡晃一著

2015年03月14日 | 本と雑誌

会社で生きろ。

会社で暴れろ。

サラリーマンであれ。

クレイジーであれ。

この世界で、サラリーマンが、いちばん自由で、いちばん楽しい職業だ。

・・・

ようは心が自由なら、いつだって自由なのだ。

サラリーマンほど「自由な職業」はない。

毎月口座にお金を振り込んでもらえるというのは、すごいことなんだ。

制約の中にこそ、本当の自由が隠れているんだ。

・・・

会社は、君の武器だ。

 

特大のフォントで書き出されたフレーズがアイキャッチ。

思わず、文章を読んでしまいます。

ぼくは、世界一楽しいサラリーマン さあ、仕事を始めよう!

石渡晃一著  ダイヤモンド社  1400円+税

 

この本の著者は、コピーライター、そして、クリエイティブディレクターの石渡さん。

J.W.トンプソンのコピーライターをされていたというだけに、鋭い切り口だと思います。

 

同書は、代官山の蔦屋書店で平積みになっていた一冊・・・POPも付いていました。

ダイヤモンド社発刊で、奥付も2015年1月なのに、他の書店ではあまり見かけないのは、なぜでしょうか?

ちょっとした疑問です。

 

著者の石渡さんは、クリエイティブの世界で生き抜いていたクリエイター。

腕一本、広告業界で生き抜いてこられた方です。

同書をパラリと見て、これは同じ世界に住む人種だと確信した次第です。

現在は、カフェ・カンパニーという会社に勤務されているとのことです。

石渡さんは、様々な事情によりご両親が蒸発、弟さんとともにサバイバル、大学にも進学されていません。

若き日から、バンドを組んでアグレッシィブに生きてきた方です。

その生命力、力強さは、この本全体から伝わってきます。

 

スティーブ・ジョブズのフレーズのようでもあり、また、ボクが大好きなトム・ピーターズのようでもあります。

石渡さんも、スティーブやトムから大きな影響を受けているものと思います。

 

同書のコンセプトは、「会社というインフラを最大限活用して、自分の想いを実現しろ!」。

サブサブタイトルには、「会社をやめずに自由に働く89のコトバ」・・・とあります。

カイシャが好きじゃない、社畜として働いている、被害者意識を持ち受け身の仕事しかしていない、ぶら下がっているサラリーパースン、会社員の方には、ぜひ一読いただきたい一冊です。

 

同書から、石渡さんの名キャッチを紹介させていただきます。

 

「会社にいる時間だって人生の大切な一部」

「苦しんでも40年、楽しんでも40年」

「経理だろうが営業だろうが、すべての仕事はクリエイティブだ」

「会社の期待を超えたところから自由は生まれる」

「ひとりカイゼン計画で期待を超えろ」

「この世は遊び場」

「本気で仕事に取り組めば、笑顔も涙もあふれでてくる」

「伝説をつくろう!」

「稼ごう!」

「筋肉むきむきの社畜は柵を軽々と飛び越える」

「人生を楽しめない奴はバカ」

「いいズルなら、いっぱいしよう。」

「転職はするな。」

「予定調和の会議になんて。」

「自分で仕事を獲ってくればいい」

「勝手に事業部」

「まぜて!の気持ちをいつも・・・」

「会社というガンダム」

「人生は、ピンチをチャンスに変えるゲーム。」

「あいつを見返せ!」

「可能性があるから、嫉妬する」

「アウェイで働け」

「みんなが嫌がる仕事にこそお宝は隠れている」

「年収より、いいね!に価値がある時代」

「残業はしない」

「この国で働くサラリーマンのバリューをあげよう」

「囚われるな」

かなり、ラジカルなフレーズで埋め尽くされた同書。

スティーブ・ジョブズとトム・ピーターズの対話本のようでもあります。

若きサラリーパースンに読んでもらいたい一冊です。

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