新聞記事によると、日本の労働生産性はOECD38か国の中で世界29位だそうです。
それでも、コロナの関係で2つランクアップ。
やむを得ず導入した在宅勤務や非対面サービスなどがあったからだと思います。
昨年は、なんと31位だったそうです。
生産関係や製造部門では世界トップクラスですが、サービス部門の労働生産性が世界最下位レベルとのこと。
外国で体験する、ぶっきらぼうで無機質な顧客サービス。
日本の「おもてなし」の精神からすると、「なんだかなあ」と思う場面が多々あります。
労働生産性が高い無機質サービス・・・そして、労働生産性が低い「お客さまサービス」・・・。
どっちが顧客にとって嬉しいサービスなのでしょうか?
「感情労働」とか「お客さまは神さま」「カスハラ」とぃった理不尽な事実はあります。
その是正は必須です。
が、日本人の持つ「おもてなし」精神は、必要だと思います。
最近、飲食店でもスマホやタッチパネルでオーダー、人を接しないでロボットでテーブルまで運ぶ店が増えています。
確かに労働生産性は高いのでしょうが、何だかなあと言う感じです。
ムリ、ムラ、ムダのない合理性の世界を追求すると、人間の立ち位置がなくなってしまいます。
多少、労働生産性が低くでも、人間らしい日常生活を送りたいものです。
人間らしくやりたいなあ・・・人間なんだからなあ。