地方紙の朝刊に、ちょっと気分をいらつかせる全15段カラー新聞広告。
暗い表情の青年・・・。
レイアウトもデザインもイマイチ。
さらには、キャッチコピーが、朝のひと時をイラつかせます。
自分の物語をつまらなく感じた時。
大きなお世話です(笑)。
朝から嫌な気分になってしまいました。
広告主は、山口銀行、もみじ銀行、北九州銀行で構成される山口フィナンシャルグループ。
広告は認知的不協和の効果で広告一番効くのは、その商品やサービスを利用している人と言われています。
もみじ銀行を利用しているのですが、まったくの逆効果です。
句読点の使い方などを見ると、きっとプロのコピーライターが書いたのでしょうが、ボディコピーも何を訴求したいのか全然理解できません・・・ジブン、アタマが悪いんでしようか(笑)。
3回読んでも意味が分かりませんでした。
この広告自体が、東京目線で地方をバカにしているように思います。
きっと東京の大手広告代理店で制作されたのでしょう。
ブランディングやパーパスが必要ということで3つの地方銀行のお偉いさんがハマったと言う感じです。
3行のシナジー効果が活きない・・・メガバンでオンラインが故障した時と同じ構図だと思います。
スローガンも???
「この世界で。この街で。この自分。」
このスローガンの主語は、山口フィナンシャルグループの銀行員さんなんでしょうか?
「YMfg」という大文字、小文字をミックスしたロゴもちょっとマヌケです。
山口フィナンシャルグループでは、ブランドコミュニケーションブックも出しており、三都物語というそうです。
山口、広島、北九州・・・。
なんかJR西日本のキャンペーンみたいです(笑)。
地銀も第二地銀もメガバンもフィンテックや競争激化で大変な時代に突入しています。
地銀の経営陣も真剣勝負で戦略戦術を練り実践していかなければ明日がありません。
最後に残るのは、メカバンと信用金庫と言われています。
フィンテックと地域密着、シルバー対応が地方で生き残るキーワード。
この広告、キャンペーンを見て、第一地銀の広島銀行(ひろぎん)のとる戦略戦術の真っ当さが改めて良く分かりました。
今朝、ATMに行った時、ポスターが貼ってありました。
またまた気分を害されました(笑)。
人を暗い気持ちにさせる、このキャンペーン、広告、早く終わってほしいものです。