人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

無意識か、偶然か?~ショパン「ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調」を聴きながら

2013年08月25日 10時12分17秒 | 日記

25日(日)。今朝はいつもより遅く7時過ぎに起きました。ここ2~3日の疲れが残っているようです いつもは土曜日の朝にワイシャツにアイロンがけをするのですが、昨日は葬儀のため出来なかったので、ワイシャツとハンカチにアイロンをかけました いつも通りBGMを流そうと思って、枕元に置いてある50枚ほどのCDの中から、何気なく「ショパンがいいな」と思って、ユリアンナ・アヴデーエワが第16回ショパン国際ピアノコンクールで弾いた「ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調」のライブ録音をかけました 第3楽章まできて、ハタと気が付きました。このソナタは別名”葬送ソナタ”ではないか 無意識に選んだCDが”葬送”だったことに自分でも驚いています

 

          

          

 

21日(水)午前8時過ぎ、実家の妹からケータイに電話があり、「『病院から、入院中の母親の呼吸が停止した』という連絡があった」というので、通勤支度そのままの格好で電車を乗り継いでS市の病院に駆けつけました。妹夫婦が待っていて、「病院から連絡があってすぐに駆け付けたが、間に合わなかった」ということでした。1月にも肺に水が溜まり呼吸が困難になる病気(両側膿胸)にかかり、一時危篤状態に陥ったのですが、奇跡的に回復、自宅に戻り療養を続けていました。7月29日に同じ症状で再度入院し、最近は比較的安定していただけに大変驚きました。1月のことがあり、いざという時のことを妹と相談してあったのですぐに葬儀社に連絡、亡き母を実家に連れて帰りました。その日は葬儀社の担当者と通夜、告別式の日程から内容に至るまで事細かに打ち合わせをして、火葬場の空き状況も考慮して通夜を23日(金)、告別式・初七日を24日(土)に執り行うことを決めました。合わせて、会社や親せき関係にも電話連絡を入れました。その日の帰りは、もの凄い雷雨に見舞われひどい目に遭いました。

翌22日(木)は、娘が仕事で休めないと言うので長男を連れて実家に行き、通夜・告別式の準備で詰め切っていない点を打ち合わせをして、また自宅に戻りました。

23日(金)は午後3時半から納棺をしましたが、2人の女性が儀式をリードしてくれ、最後に顔を化粧してくれたのですが、まるで生きている人間が眠っているような感じになり、さすがはプロだなと感心しました。その後、遺体をお寺に移しました。午前中から心配していたとおり、4時過ぎから急に天気が悪化して激しい雷雨になりました。お寺に着いた5時少し前には土砂降りになり、これでは通夜に来ていただく方が大変だ、と心配しました。幸い6時の通夜開始の頃には大分雨も収まり一安心しました。多くの方々にご参列いただき、無事に通夜を終え、この日は家族でお寺の施設(葬儀会場に隣接)に泊まりました。娘と私は8年前の父親の葬儀の時以来今回が2回目です。前回はシャワー設備がなかったのですが、今回は付いているので快適でした。

24日(土)は午前11時半から告別式・初七日の儀を執り行いました。最後に喪主として挨拶をしましたが、その中で思い出として、小学生の頃クリスマスの時にささやかなプレゼントを枕元に置いてくれたこと、大学生の時、母親に「そんなこと当たり前だろう」と言ったら「親に向かって、当たり前だろうとは何事だ」とひどく叱られたこと、普段はおとなしく優しい母親があれほど激しく怒ったのは見たことがないこと、それ以来母親に対する言葉遣いに気を付けるようになったことを話しました。また、父親と母親の介護を18年以上も続けてくれた妹とその連れ合いのUさんに対し感謝の言葉を述べました。

お寺から車で火葬場に移動して、荼毘に付し、骨上げまでの時間を利用して精進落とし(会食)をしました。通常は火葬場からお寺に戻ってから精進落としをするのが一般的ですが、葬儀社の話によると、最近では、参列者の便宜のため火葬している間に精進落としを済ませることで時間を短縮するケースが増えつつあるとのことでした。妹夫婦とも相談した結果、参列者の年齢も高いので出来るだけ拘束時間を短くした方が良いだろうということになり、そうすることにしました。

骨上げの際、窯から出てきた母親の骨のあまりの少なさに驚きました。父親のときは倍ぐらいあったのではないかと思います。ただ、頭の骨だけはかなりしっかりと残っていました。

マイクロバスでお寺に戻り、そこで解散しましたが、われわれは実家に移動し、母の遺骨を仏壇のある部屋に安置しました。四十九日までここで供養することになります。

通夜、告別式にご参列くださった皆さま、生花をお供えしていただいた皆さま、弔電をくださった皆さま、お心遣いありがとうございました

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする