心の起動には絶えず段取りが必要である。
人間の精神と肉体には「なだらかな起伏の時間が必要。
(つまり心にもストレッチが不可欠)
一見非効率的に思える音楽や物語、映像のシャワーを浴びることによって、人の心と脳は起動する。
「一見意味がないことにこそ意味がある」
合理主義に走ってロボットのように動き続けていたら、心も脳もうまく起動しなくなり、人の心はどこかでポキッと折れてしまう。
精神科の病気の半分以上は、孤独にあえぐ“孤独病”といってもいいかもしれない。
ただそれは、「孤立していて誰とも、何とも繋がっていない」というわけではない。
孤独な人はいわば、“暗い世界”に繋がっているのだ。
人間の心は皆が考えているより何倍も周りと繋がりやすく、絶えず周りの影響を受けている。
できるだけいい環境に身を置くことが大事だ。
自我にとらわれ、自分を尊大に見せることに必死になる。
人の行動ばかり気にしてジメジメと自分を卑下する。
このような心の状態を私は「β状態」と呼んでいる。
このβ状態が99・9%の自分だったとしても、自我にとらわれず心も軽々生きられる「α状態」こそが、本来の自分の姿だ。
私は全国各地で講演するとき、いつも読経を勧めている。
読経は人間が生み出した最高の智慧であり、瞑想や読経は最強にして最短の心理療法だ。
喉だけでなく体全体がひびくように声を出せば、深層筋さえ活発に動き始めて体も心も元気になると考えている。
清新科医・名越康文さん
人間の精神と肉体には「なだらかな起伏の時間が必要。
(つまり心にもストレッチが不可欠)
一見非効率的に思える音楽や物語、映像のシャワーを浴びることによって、人の心と脳は起動する。
「一見意味がないことにこそ意味がある」
合理主義に走ってロボットのように動き続けていたら、心も脳もうまく起動しなくなり、人の心はどこかでポキッと折れてしまう。
精神科の病気の半分以上は、孤独にあえぐ“孤独病”といってもいいかもしれない。
ただそれは、「孤立していて誰とも、何とも繋がっていない」というわけではない。
孤独な人はいわば、“暗い世界”に繋がっているのだ。
人間の心は皆が考えているより何倍も周りと繋がりやすく、絶えず周りの影響を受けている。
できるだけいい環境に身を置くことが大事だ。
自我にとらわれ、自分を尊大に見せることに必死になる。
人の行動ばかり気にしてジメジメと自分を卑下する。
このような心の状態を私は「β状態」と呼んでいる。
このβ状態が99・9%の自分だったとしても、自我にとらわれず心も軽々生きられる「α状態」こそが、本来の自分の姿だ。
私は全国各地で講演するとき、いつも読経を勧めている。
読経は人間が生み出した最高の智慧であり、瞑想や読経は最強にして最短の心理療法だ。
喉だけでなく体全体がひびくように声を出せば、深層筋さえ活発に動き始めて体も心も元気になると考えている。
清新科医・名越康文さん