利根輪太郎の競輪人間学 避けたい人間への慈悲

2024年12月22日 21時45分11秒 | 未来予測研究会の掲示板

何度も記したが、人間関係で最悪な事態もるものだ。

二度の刑務所帰りで、その男は、まさか保護観察の身であったのだ。

そんな男に、酒をおごる。

当然、次も次もと期待する。

最悪なのは相手、競輪ばかりではなく、パチンコもしているので、生活保護司は支給されて直ぐに遣い果たすはめに。

そこで、利根輪太郎にまとわりつき、酒を期待する。

スイカカードを渡し「これで飲んだら」と利根輪太郎は甘いのだ。

「酒が飲めないのが、一番辛いだ」

「そうだろうね」と同情する利根輪太郎。

当然、相手は、次も期待する。

1000円以上入金のスイカカードを、男に渡したのはこれまで2度。

さらに、取手駅ビルや周辺の店で男に、酒と食などを奢るのだ。

相手にとっては、こんな都合のいい人間は取手競輪場は出会わないだろう。

そうして、これまで約1か月も避けていた男と今日は出会ってしまったのだ。

男と避けて指定席に逃れていたのだが、今日が400円の指定席が本場開催のために1200円だったので、指定席をや止めたら、最悪にも、男と遭遇する。

「血を吐いて、1週間入院していたんだ」と男は言う。

利根輪太郎は、600円の食事券を男に渡すのだ。

男の哀れさが、利根輪太郎の慈悲の心を動かすことに。

 


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