コメの価格高騰が続く中、政府の備蓄米21万トンが市場に放出されることになりました。放出は来月半ばになる見通しで、農林水産省は来週、入札に向けた説明会を開くなど準備を急ぐことにしています。
政府備蓄米21万トン放出 価格動向が焦点
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江藤農林水産大臣は14日、政府の備蓄米21万トンを市場に放出する方針を発表しました。
備蓄米は入札を経て、来月半ばにも集荷業者に売り渡される見込みで、初回は大手業者が1か月に販売する量にあたる15万トンを放出する予定です。
残る6万トンについては現時点では2回目の入札で売り渡すことにしていて、必要に応じて放出量をさらに拡大することも考えるとしています。
備蓄米が十分に出回っているか確認するため、農林水産省は売り渡し先に対し、2週間に1度、販売数量や金額を報告するよう義務づけるということです。
農林水産省は来月に予定している入札に向けて来週、集荷業者を対象にした説明会を開くなど準備を急ぐことにしています。
コメの流通の円滑化を目的に政府が備蓄米を放出するのは初めてで、流通と価格の安定につながるかが焦点となります。
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