2/21(金) 16:58配信 産経新聞
地下鉄サリン事件から来月で30年となるのを前に、東京消防庁などは21日、東京都渋谷区の訓練場で、NBC(核、生物、化学)テロを想定した合同訓練を実施した。
警視庁、陸上自衛隊、都の災害派遣医療チーム「東京DMAT」など約190人が参加した。 訓練は平成7年3月20日の事件と同様、地下鉄の電車内で液体がまかれ、多数のけが人が発生したという想定。防護服を着用した消防隊員が、駅を模した建物に入ってけが人を運び出し、陸自や医師と連携して救護活動を実施。分析装置を使い、除染が必要な場所を区分するゾーニングなども行われた。
警視庁のNBCテロ専門部隊が液体をサリンと特定し、けが人の搬送先の病院などに情報を共有。確保した実行犯の着衣を、消防がその場で除染する手順も確認した。
東京消防庁は「今後も訓練を継続し、関係機関と連携を深めていきたい」としている。
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