カリール ジブラン (著), 佐久間 彪 (著), Kahlil Gibran (著)
レバノンの詩人・哲学者・画家である著者のカリール・ジブラン。
20世紀のウィリアム・ブレイクとも称され、多くの詩人・思想家・政治家のみならず、サブカルチャーにも影響を及ぼした偉人が、人間の普遍的テーマ…愛、労働、喜びと悲しみ、友情など26の項目について深く語りかける詩集。
ひとりひとりの心の奥底に大切にしまっておける、お気に入りの一節が必ず見つかることでしょう。
20世紀の米国では、聖書に次ぐ売れ行きだそうだ。
22歳で詩人としてデビュー。
3年後にはパリへ留学し、画家ロダンに師事する。
15歳で「予言者」の草稿を書いだが、出版したのは40歳。
筆を起こして25年に及ぶ歳月が流れていた。
レバノンの詩人・哲学者・画家である著者が人間の普遍的テーマ…愛、労働、喜びと悲しみ、友情など26項目について深く語りかけている。
出版社からのコメント
1923年に英語で出版されたこの散文集は、30数か国語に翻訳され、今も世界の多くの人々に愛読される不朽の名作。
人間の迷い、悩みにこたえる真実が隠された、手のひらサイズの小さな詩集は、いつもあなたの傍らにそっと寄り添い、折々に癒しをもたらします。
著者について
カリール・ジブラン(KAHLIL GIBRAN) 1883年 レバノンの山間部、Bcharret村にて生まれる。
1894年 父親だけをレバノンに残し、母親と兄弟たちとともに渡米、ボストンに住む。
1898年 アラビア語の高等教育を受けるために単身帰国。
15歳で「THE PROPHET(預言者)」の草稿をアラビア語で書く。
その後、散文詩を発表したり、詩人たちの肖像画をかいたりする。
1903年 再び渡米。絵や文を発表。 1908年 パリへ。ロダン、ドビュッシー等と親しく交わる。
1910年 ボストンにもどり、「THE PROPHET」英語に書きなおす。 その後も何回も推敲を重ねる。
1923年 ついに英語でALFRED A KNOPF社より「THE PROPHET」を出版。
1931年 ニューヨークにて死す。 遺体は生れ故郷のBcharret村の修道院に葬られ、その同じ修道院には ジブラン記念博物館が建てられ、数多くの絵画作品や遺品などが展示 されている。 詩人・哲学者・画家であったジブランの「THE PROPHET」は30数か国 に訳され、現在もなお世界の人びとに愛読されている。 このほかThe Madman(1918)、Jesus the Son of Man(1928)をはじめ 12冊の著書がある。
お客様のご意見
お客様はこの本の内容を非常に高く評価しています。素晴らしい知恵の書だと感じており、内容が深いと好評です。また、美しい言葉によって答えていく内容で、静謐で美しい言葉で読者に深い洞察を与えてくれるという意見が多くあります。装丁や字体も美しく、まるで聖書を読んでいるような気分になりながら読めるとの声があります。
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今までこの本を知らなかったことが恥ずかしい。
タイトルは「預言者」だが、特定の宗教を意識して読む必要はない。
実際、本書に書かれていることは、地球のどこに住んでいようとも、どんな言語や文化を持っていようとも、同じように心に響き、生きることを再構築していこうと思わせてくれる内容。また、とくにこの数年来の世界のさまざまな混乱の中で、誰しもが思い悩み、また誰しもが囚われている常識や道徳に対する明確な回答ともなっていて、それがまた興味深い。
どの章も真理をつくことが、たとえ話と共に簡潔に、しかし読者に深い洞察を求めてくる、ことが書かれているが、個人的には「罪と罰について」「理性と情熱について」「苦しみについて」「祈りについて」「語ることについて」「宗教について」「死について」はとくに感銘を受けた。
どの章も真理をつくことが、たとえ話と共に簡潔に、しかし読者に深い洞察を求めてくる、ことが書かれているが、個人的には「罪と罰について」「理性と情熱について」「苦しみについて」「祈りについて」「語ることについて」「宗教について」「死について」はとくに感銘を受けた。
また、最後の別れの章では、非常に暗示的な事が書かれていて、この部分も含めて、何度も読み返し、今も日々読み、考えている。
もう一つわたしが惹かれたのは、作者の故郷を以前訪ねた事があり、そのときに感じた不思議な感覚があるからかもしれない。それがこの本の内容も相まって、ほとんど精神が震撼するほどの衝撃でもあった。この本は、希有な全ての人が読むべき書といえるかもしれない。
もう一つわたしが惹かれたのは、作者の故郷を以前訪ねた事があり、そのときに感じた不思議な感覚があるからかもしれない。それがこの本の内容も相まって、ほとんど精神が震撼するほどの衝撃でもあった。この本は、希有な全ての人が読むべき書といえるかもしれない。
また、わたしたちが、書かれていることを真剣に考えて、生き方に反映したときには、世界は文字通りより生きやすくなっていることだろう。素晴らしい書である。
神との仲介者のような人が一緒に長い日々を過ごしてきた人々との別れに際して、人々から投げかけられる様々な疑問に応えるという一冊です。と書きましたが、決して硬い本ではないです。
詩や散文と表現されることも多いようです。
特に、「神を信じなさい」、みたいな変な信仰をおしつけるような本では絶対になくて、生きることの根本にある普遍的な事柄や、生きていく中で今まで誰もがなんとなく感じてきた疑問に対して、静謐で美しい言葉によって答えていくという内容です。
具体的には「善悪とは」「祈りとは」「宗教とは」といった信仰に関するようなものから、「食べることとは」「労働とは」「着ることとは」「商売とは」という生活そのものが関わるものまで多岐にわたります。
わたし自身は、特定の信仰を持たない中で生活してきました。
詩や散文と表現されることも多いようです。
特に、「神を信じなさい」、みたいな変な信仰をおしつけるような本では絶対になくて、生きることの根本にある普遍的な事柄や、生きていく中で今まで誰もがなんとなく感じてきた疑問に対して、静謐で美しい言葉によって答えていくという内容です。
具体的には「善悪とは」「祈りとは」「宗教とは」といった信仰に関するようなものから、「食べることとは」「労働とは」「着ることとは」「商売とは」という生活そのものが関わるものまで多岐にわたります。
わたし自身は、特定の信仰を持たない中で生活してきました。
中でも、折に触れてぼんやりとした「誰か」や「何か」に家族の健康や安全を祈ったり願ったりしながら中年に差し掛かるまでの日々を送ってきました。
神社に行けば賽銭をいれて神様にお願いしたりお礼をしますし、お寺や墓では先祖にお願いしたりお礼をします。
神社に行けば賽銭をいれて神様にお願いしたりお礼をしますし、お寺や墓では先祖にお願いしたりお礼をします。
時には、山の神様や森の神様、お金の神様、みたいなアニメチックなものにお祈りしたりしてしまいます。
要は対象の定まらない何かに対してなのか、自分自身に対する確認としてやっているのかわかりませんが、信仰心の有無に関わらず多くの人がなんらかの形でそうやって、感謝したり先の平穏を願ったりしながら日々を生きているのだと思います。
この本は、そんなわたしのような人にこそ読まれるべき本ではないでしょうか。
もっと早くに知って、何かに迷ったり日々に疲れを感じるときにこの文章に触れて、自分について確認したり現実の雑踏から離れた静かな気持ちになることができたらよかったなと感じる一冊でした。
大切にしたいと思います。
この本は、そんなわたしのような人にこそ読まれるべき本ではないでしょうか。
もっと早くに知って、何かに迷ったり日々に疲れを感じるときにこの文章に触れて、自分について確認したり現実の雑踏から離れた静かな気持ちになることができたらよかったなと感じる一冊でした。
大切にしたいと思います。
預言者
本書は世界的に有名な本です。
アメリカの知識人家庭には必ず一冊以上あると言われており、欧米やアラブ諸国では著者の名前と本書の題名(日本語訳では『預言者』)はよく知られています。本書は1923年に英語で書かれ、『THE PROPHET』の題名でアメリカで発刊されましたが、すでに30ヶ国語以上に訳され、数十ヶ国以上で2000万人以上の人に読まれていると言われています。いまなお読者が増え続けています。
本書内の「アルムスターファ」と実在した人間だった彼の関係、オルファリーズの町の人々と、彼らのアルムスターファへの態度、そして迎えに来た船・・・・・などが意味することをお考えになりながら、ぜひ本書の訓えをお楽しみください。
私は感動して本書を読みました。(監訳者のことば)
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