幸福は「何のため」との問いから出発する。
「幸福」とは何か?
「幸福」とは、自らの人間性を深め、開花させることによって得られる充実感を意味する。
「幸福」とは、問題や苦悩が全くない、全ての願いをかなえた自分になることではない。
「幸福」とは、問題や悩みから解放され、全てが思い通りにいくという、表面的な状況を示唆しているものではない。
教育が目指す目的は、人間が本来持つ力を育み、個人が本当の意味で幸せを実感する中で「価値創造できる人生」を全うすることにある。
「価値創造」とは、端的にいうならば、いかなる環境にあっても、そこに意味を見出し、自分自身を強め、そして他者の幸福へ貢献しゆく力のことである。
人間は何のために生まれてきたのか?
人間にとって、幸福とは何か?
人と人とが理解し合い、共に生きていくためのは、どうそればいいのか?
こうした「人間としての本源的な問い」から出発する人間主義の価値観を、あらゆる教育現場に根付かせていくことが、必ずや希望の未来を開いていくことにつながるはずだ。
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