「今日の小さなお気に入り」 - My favourite little things

古今の書物から、心に適う言葉、文章を読み拾い、手帳代わりに、このページに書き写す。出る本は多いが、再読したいものは少い。

オリエント急行 ORIENT EXPRESS Long Good-bye 2022・04・22

2022-04-22 04:40:00 | Weblog




    先日 、衛星放送 NHK BSP で1974年制作のイギリス・アメリカ合衆国の映画 " Murder
  on the Orient Express "
(「 オリエント急行殺人事件 」)を視聴しました 。
    今日の「 お気に入り 」は 、映画に出てくる 230G 353号蒸気機関車・客車 、そして
   除雪のために駆けつける「 ラッセル車 」 ・・・ そして イングリッド・バーグマン
    そう言えば 日本に「 国鉄 」があった頃 、冬の北国では毎年ラッセル車が出動していまし
   たね 。
    昔々のそのまた昔 、特急「 つばめ 」が大阪・東京間をたしか8時間50分で飛ぶように
   走っていた時代 。米原 - 熱海間が電化されておらず 、その間はC62がけん引 。
    その1950年の夏休み 、大阪・東京間 、小学生の兄弟二人だけで 、往復乗車しました 。
    記憶の走馬灯 。

    ( 筆者註 :「 ひらがな表記(正式名)による 特急『 つばめ 』 は 、東海道本線を代表する特急列車
          として 、1950年1月1日に登場し EF58電気機関車とC62蒸気機関車が牽引した 」、
          「 戦後初の国鉄特急、特急へいわ号が1949年9月から東京駅~大阪駅間で運転を開始し、
          愛称公募により改称してつばめ号となった 」とか 。幼い頃 、特急つばめ の運転手さん
          から 「 線路の上を線路に触れずに浮かんで走るよう 」と運転の感想を聞いた記憶があり
          ます 。
          ついでながら 、ロータリー車( JNR Class DD14 diesel snowplough locomotive
           DD14 1 )なんてのもありましたね 、・・・ 今もあるんかな 。)


   インターネットのフリー百科事典「 ウィキペディア 」に載っている記事を適宜引用します 。
   
   引用はじめ 。

  「『 オリエント急行殺人事件 』(オリエントきゅうこうさつじんじけん Murder on the Orient
   Express
)は 、1974年のイギリス・アメリカ合衆国のミステリ映画 。監督はシドニー・ルメ
   ット 、主演はアルバート・フィニー 。アガサ・クリスティの『 オリエント急行の殺人 』を
   映画化した作品で 、豪華なキャストが話題になった 。

   映画は1974年11月24日に北米で公開されヒットを記録 、アメリカ国内でおよそ3500万ドル 
   の興行収入を挙げた 。同年度の第47回アカデミー賞では 、主演男優賞 、助演女優賞 、脚色
   賞 、撮影賞 、作曲賞 、衣装デザイン賞の6部門でノミネートされた 。
   そのうちイングリッド・バーグマンが助演女優賞を受賞した 。

   ストーリー
   イスタンブールで事件を解決した私立探偵エルキュール・ポアロは 、新しい事件のためオリ
   エント急行で急遽ロンドンに向かうことになった 。ところが列車はそのシーズンにしては
   珍しく混んでおり 、一等寝台車は満室であった 。ポアロはホテルで友人のビアンキに再会
   する 。オリエント急行を所有する国際寝台車会社の重役である彼の計らいにより 、ポアロ
   はなんとかオリエント急行に乗り込むことに成功する 。イスタンブールを出て2日目の夜 、
   雪のために列車はバルカン半島内のある場所で停車してしまう 。そしてその翌朝 、一等車
   に宿泊していた裕福なアメリカ人の乗客ラチェット・ロバーツが死体で発見される 。ポア
   ロは彼から命を狙われていると相談を受けたが 、嫌悪感から断っていたのである 。

   ポアロとビアンキは 、二等車への乗車にて捜査対象外とされたギリシャ人医師コンスタン
   ティン 、フランス人車掌ピエール・ミシェルと共に捜査に乗り出す 。コンスタンティン
   医師の検死により 、ラチェットは合計で12回刺されており 、そのうち少なくとも3回
   が致命傷になるほど深かったことが分かった 。被害者のポケットにあった止まった時計 、
   そして容疑者たちの当夜の行動によるポアロの推理により 、ラチェットは深夜1時半頃
   に殺されたと判断された 。死亡推定時刻は雪によって列車が停車した時間よりも前であり 、
   積雪に犯人が逃亡した跡がなかったこと 、一等車から他の車両への通路に鍵が掛けられて
   いたことから 、犯人は『 一等車の乗客の中にいる可能性が極めて高い 』と思われた 。

   以上の手掛かりを元に 、ポアロは一等車の乗客の尋問を開始する 。そしてポアロは『 ラ
   チェットの隠された過去 』を暴き出す 。実はラチェットは 、カッセッティと呼ばれるマ
   フィアのボスだったのだ 。数年前 、カッセッティとその部下は 、アメリカに移住した裕
   福なイギリス人のアームストロング大佐の赤ん坊デイジーを誘拐した 。その赤ん坊は身
   代金が支払われた後に死体で発見され 、次の子供を妊娠していたアームストロング夫人
   は死産の末に命を落とし 、犯人の一味と誤解されたメイドのポーレットは自殺し 、そし
   て一連の悲劇に疲弊したアームストロング大佐も自ら命を絶ってしまった 。その後 、カ
   ッセッティの共犯者は逮捕されたが 、カッセッティ本人は国外逃亡して罪を免れていた 。

   ラチェットは 、正義の名の下に殺されてもやむをえないような人物だった 。かといって 、
   このまま殺人犯を見逃すわけにもいかない 。果たして殺人を遂行したのは一体誰なのか ?
   国際色豊かな乗客たちには相互に何のつながりもないと思われたが 、彼らには他の乗客を
   証人とする完璧なアリバイがあった 。ポアロの灰色の脳細胞が導き出した事件の真相は 、
   予想もつかないものだった 。」

  「 監督  シドニー・ルメット  脚本 ポール・デーン(英語版)
    原作  アガサ・クリスティ 『 オリエント急行の殺人 』
   製作   ジョン・ブラボーン(英語版) リチャード・グッドウィン
   出演者  アルバート・フィニー
   音楽   リチャード・ロドニー・ベネット  撮影 ジェフリー・アンスワース
   編集   アン・V・コーテス
   製作会社 G.W. Films
   配給    EMIフィルムズ(英語版)・パラマウント映画・ CIC/Par
   公開   イギリス  1974年11月21日 アメリカ合衆国  1974年11月24日
        日本  1975年5月17日
   上映時間 128分
   製作国  イギリス・アメリカ合衆国
   言語   英語
   興行収入 アメリカ合衆国・カナダ $27,634,716 」

  「 原作と本映画
   原作者
   原作者であるアガサ・クリスティは 、それまで自作を映画化したものが全て不満足な出来で
   あったため 、自作の映画化を非常に嫌っていた 。しかし本作で製作プロデューサーを務めた 、
   イギリス女王の従兄弟でもあるジョン・ブラボーン(英語版)卿の説得により 、映画化が可
   能となった 。また 、本作の成功でブラボーンはクリスティからの信頼を勝ち取り 、以降クリ
   スティ作品の映画化を数多く手がけることとなる 。

   相違点
   原作とは若干登場人物の名前が異なる 。例えば鉄道会社の重役ブークがビアンキに 、被害者
   の召使マスターマンがベドウズに変更されている 。また原作では事件発生前 、ポワロはシリ
   アで現地フランス陸軍の事件を解決するが 、本作ではイギリス軍の事件を解決している 。

   ポワロの事件解決後 、乗客たちはワインで乾杯を行う 。DVD特典映像の監督インタビューに
   よれば 、本作はオールスターキャストであるので 、カーテンコールの意味合いで設けたシー
   ンであるという 。

   ( 中 略 )

   ポアロ役
   探偵ポアロを演じたアルバート・フィニーは観客が素顔を忘れてしまうほどの凝った役作りで
   好評だったが 、彼のポアロ役はこの一作きりで 、以後 、アガサ・クリスティ原作の映画化は
   全てピーター・ユスティノフがポアロを演じている 。原作の設定などに比べて非常に若いポア
   ロであった( 当時38歳 、初登場時のユスティノフやリメイク版のケネス・ブラナーはいずれも
   57歳 )。 」 

   引用おわり 。

   ついでながら 、原作小説のおおよそのストーリーは 、・・・ 。

   「 シリアでの仕事を終えたポアロは 、イスタンブール発カレー行きのオリエント急行に乗り 、
    イギリスへの帰途に就く 。一等車両にはポアロの他 、様々な職業・国籍の乗客が乗り合わせ 、
    季節外れの満席となっていた 。

    その中の1人 、アメリカの富豪サミュエル・ラチェットがポアロを見知り 、話しかけてきた 。
    彼は脅迫状を受け取っており 、身の危険を感じてポアロに護衛を依頼したのだった 。しかし 、
    ポアロはラチェットの態度に良い印象を持たず 、事件そのものにも興味を示さなかったため 、
    彼の依頼を断ってしまう 。

    列車はヴィンコヴツィとブロドの間で雪の吹き溜まりにはまり 、立ち往生する 。翌朝ラチェ
    ットの死体が彼の寝室で発見される 。死体には刃物による12箇所の刺し傷があった 。現場
    には燃えさしの手紙があり 、『 小さいデイジー・アームストロングのことを忘れ 』という
    文章が読みとれた 。

    調査の結果 、ラチェットは富豪アームストロング家の令嬢であるデイジーの誘拐殺害犯で
    あることが判明する 。その事件では第1容疑者であるデイジーの子守り役の少女が投身自
    殺 、身重のアームストロング夫人も事件のショックで早産して母子ともに死に 、夫のアー
    ムストロング大佐は夫人の後を追って自殺していた 。

    事件の顛末を知っていたポアロはラチェットの正体に気づき 、捜査を始める 。ポアロは友
    人で国際寝台車会社( ワゴン・リ )重役であるブークと 、乗り合わせた医師コンスタンテ
    ィンと共に事情聴取を行う 。犯人は雪で立ち往生している列車から逃げられないはずだが 、
    乗客たちのアリバイは互いに補完されており 、誰も容疑者に該当しない 。

    困惑しながらもポアロは真相を導き出し 、乗客たちに二つの解答を提示する 。一つは 、何
    らかの理由でラチェットと対立していたギャング等の人物が途中の駅で列車に乗り込んでラ
    チェットを殺し 、すでに列車から降りたというもの 。列車がすでに違う標準時に入っている
    ことをラチェットや乗客たちが忘れていたとすれば 、乗客たちの証言との辻褄は合う 。

    しかし 、それはあり得ないと反論するコンスタンティンたちに対し 、ポアロはもう一つの
    解答を話し始める 。 」

    映画と原作それぞれの 、ネタバレにならない 「 あらすじ 」を足して二で割ると話の筋が
   よくわかる プロのお仕事 。

    もう一つおまけ 、原作者のフルネーム 、アガサ・メアリ・クラリッサ・クリスティ
   ( Dame Agatha Mary Clarissa Christie 、DBE 、旧姓:ミラー ( Miller ) 、
    1890年9月15日 - 1976年1月12日 )。





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