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今日の「 お気に入り 」は 、インターネットのフリー百科事典「 ウィキペディア 」に
掲載されている故事「 塞翁が馬 」についての解説記事 、二つ 。
引用はじめ 。
一つ目の記事:
「 由来
劉安『淮南子・人閒訓』の以下の文より 。
( 白文 )
近塞上之人有善術者 、馬無故亡而入胡 。人皆吊之 。其父曰「 此何遽不為福乎 」居數月 、
其馬將胡駿馬而歸 。人皆賀之 。其父曰「 此何遽不能為禍乎 」家富良馬 、其子好騎 、
墮而折其髀 。人皆吊之 。其父曰「 此何遽不為福乎 」居一年 、胡人大入塞 、丁壯者
引弦而戰 、近塞之人 、死者十九 、此獨以跛之故 、父子相保 。故福之為禍 、禍之為福 、
化不可極 、深不可測也 。
( 抄訳 )
国境の砦の近くに馬の調教に長ける老人( 塞翁 )がいた 、飼っている馬が胡人
( 国境外の異民族 )の土地に逃げ 、近所の人々は同情したが 、塞翁は「 どうして
これが良いことにならないだろうか 」と言った 。数ヶ月してその馬が 、胡人の駿馬
を連れて帰ってきた 。近所の人々は祝福したが 、塞翁は「 どうしてこれが不運になら
ないだろうか 」と言った 。息子がその馬に乗り足の骨を折る大怪我をした 。近所の
人々は同情したが 、塞翁は「 どうしてこれが良いことにならないだろうか 」と言った 。
一年して胡人が国境を越えて攻め入ってきた 。国境の働き盛りのものは戦争に駆り
出され 、十人のうち9人の者が戦死した 。塞翁の子は戦争に駆り出されず命を永らえ
た 。
類義句
禍福は糾える縄の如し 」
二つ目の記事:
「 塞翁が馬
国境の近くにあった塞( とりで )の近くに住んでいた翁( 老人 )は、何よりも自分の馬を
かわいがっていた 。その馬は 、周りからも評判が立つほどの駿馬だったが 、ある日突然 、
蜂に刺された拍子に飛び出してしまう 。一向に帰ってこない馬の様子に 、周りからは翁に
同情するほどだったが 、翁は「 これがきっかけで何かいいことが起こるかも知れない 」と
だけ言って 、我慢強く待ち続けた 。すると 、どうだろうか 。しばらくして 、その馬が別の
白い馬を連れ帰ってきたのだ 。しかも 、その白馬も負けず劣らずの優駿で 、周りの者は
口々に何と幸運なことかと囃し立てたが 、翁は「 これがきっかけで 、別の悪いことが起こ
るかもしれない 」と自分を戒め 、決して喜ばなかった 。
それから 、かわいがっていた息子がその白馬から落ちて 、片足を挫いてしまった 。周りは
また同じように慰めの言葉を掛けたが 、翁はまた同様に「 いいことの前兆かも知れない 」
と告げる 。それからしばらくして 、隣国との戦争が勃発した 。若い男は皆 、戦争に駆り
出されて戦死した 。しかし息子は怪我していたため 、徴兵されず命拾いした 。そして 、
戦争も終わり 、翁は息子たちと一緒に末永く幸せに暮らしたという 。
このことから 、人間 、良いこともあれば悪いこともあるというたとえとなり 、だから 、
あまり不幸にくよくよするな 、とか幸せに浮かれるなという教訓として生かされる言葉
になり 、人間万事塞翁が馬などと使われる 。 」
引用終わり 。
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掲載されている故事「 塞翁が馬 」についての解説記事 、二つ 。
引用はじめ 。
一つ目の記事:
「 由来
劉安『淮南子・人閒訓』の以下の文より 。
( 白文 )
近塞上之人有善術者 、馬無故亡而入胡 。人皆吊之 。其父曰「 此何遽不為福乎 」居數月 、
其馬將胡駿馬而歸 。人皆賀之 。其父曰「 此何遽不能為禍乎 」家富良馬 、其子好騎 、
墮而折其髀 。人皆吊之 。其父曰「 此何遽不為福乎 」居一年 、胡人大入塞 、丁壯者
引弦而戰 、近塞之人 、死者十九 、此獨以跛之故 、父子相保 。故福之為禍 、禍之為福 、
化不可極 、深不可測也 。
( 抄訳 )
国境の砦の近くに馬の調教に長ける老人( 塞翁 )がいた 、飼っている馬が胡人
( 国境外の異民族 )の土地に逃げ 、近所の人々は同情したが 、塞翁は「 どうして
これが良いことにならないだろうか 」と言った 。数ヶ月してその馬が 、胡人の駿馬
を連れて帰ってきた 。近所の人々は祝福したが 、塞翁は「 どうしてこれが不運になら
ないだろうか 」と言った 。息子がその馬に乗り足の骨を折る大怪我をした 。近所の
人々は同情したが 、塞翁は「 どうしてこれが良いことにならないだろうか 」と言った 。
一年して胡人が国境を越えて攻め入ってきた 。国境の働き盛りのものは戦争に駆り
出され 、十人のうち9人の者が戦死した 。塞翁の子は戦争に駆り出されず命を永らえ
た 。
類義句
禍福は糾える縄の如し 」
二つ目の記事:
「 塞翁が馬
国境の近くにあった塞( とりで )の近くに住んでいた翁( 老人 )は、何よりも自分の馬を
かわいがっていた 。その馬は 、周りからも評判が立つほどの駿馬だったが 、ある日突然 、
蜂に刺された拍子に飛び出してしまう 。一向に帰ってこない馬の様子に 、周りからは翁に
同情するほどだったが 、翁は「 これがきっかけで何かいいことが起こるかも知れない 」と
だけ言って 、我慢強く待ち続けた 。すると 、どうだろうか 。しばらくして 、その馬が別の
白い馬を連れ帰ってきたのだ 。しかも 、その白馬も負けず劣らずの優駿で 、周りの者は
口々に何と幸運なことかと囃し立てたが 、翁は「 これがきっかけで 、別の悪いことが起こ
るかもしれない 」と自分を戒め 、決して喜ばなかった 。
それから 、かわいがっていた息子がその白馬から落ちて 、片足を挫いてしまった 。周りは
また同じように慰めの言葉を掛けたが 、翁はまた同様に「 いいことの前兆かも知れない 」
と告げる 。それからしばらくして 、隣国との戦争が勃発した 。若い男は皆 、戦争に駆り
出されて戦死した 。しかし息子は怪我していたため 、徴兵されず命拾いした 。そして 、
戦争も終わり 、翁は息子たちと一緒に末永く幸せに暮らしたという 。
このことから 、人間 、良いこともあれば悪いこともあるというたとえとなり 、だから 、
あまり不幸にくよくよするな 、とか幸せに浮かれるなという教訓として生かされる言葉
になり 、人間万事塞翁が馬などと使われる 。 」
引用終わり 。
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