高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、47年の歴史をもつ共同購入の会です。

新茶の収穫

2013-06-03 09:00:00 | 生産者からのメッセージ
津野町 あけぼの茶業組合の稲田将人(2代目見習い)です。

巷では5月の中旬に新茶が出回り始めるのに、当組合は先週ようやく収穫と加工が終わりました。
標高600mの畑は害虫も少なく周囲に農場もない。空気も水もきれいな、立地条件は他に文句なし。

 
ただ、ほかの新茶を買わずに、予約までして待ってくれるお客様には感謝と申し訳なさでいっぱいになり、
少しでも早くお手元へお届けしたい気持ちでいっぱいになるのです。
 
収穫期間は約1週間、壮絶な1週間が毎年あります。
慣行農法のお茶農家さんは午前中に刈取りをして、共同茶工場に出荷したらその日は終わりになる。
 
しかし、当組合は、有機専用の自家工場で加工もこなす。
毎朝5:30集合、6時から刈取り開始、工場の掃除を終えて帰宅するのが早くて24時、遅くなると翌日2時とか、、。
もう家に帰らないほうがいいんじゃないかと考えたりもしながら、、、。
化学肥料を与えないから1番茶しか採らないし、採れない。1年のうちの1週間、眠らなくてもと気合を入れて乗り越えてます。

 
刈取り後3~4分以内には、茶工場に運び込み加工を始める。
もしかしたら、日本のお茶農家さんのなかで最も早く、新鮮な茶葉を加工しているんじゃないかなと思う。
この鮮度も自慢の一つ。
少しずつお茶を理解しながら日々過ごしています。

管理人記
夏も近づく八十八夜、あれに見えるは茶摘みじゃないか、ですね。
このような1週間があるとは知りませんでした。
貴重な有機のお茶。
ありがたく頂いております。


コメント
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