高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、47年の歴史をもつ共同購入の会です。

新米だより ③

2014-08-22 09:00:00 | 生産者からのメッセージ
土佐市 井上正弘です。

除草剤を使用せず、主人がねじりはち巻きで四つん這いになり草取りをした時期もありました。
合鴨農法もやりました。
今は労力的にやむを得ず、心を痛めつつ除草剤を一回使用しています。

四万十町 西村善徳です。

奥四万十の里も新緑が美しい季節となりました。
田園では田植えが始まりました。
と言っても昔のような早乙女の田植歌が聞こえてくるようなのんびりした光景を想像しないでください。時代は変遷し、機械に乗って田植えをする殺風景な農村になりました。
昔は蛍を見ながら畦道をかえっていましたが、今では明るいうちに作業を中止、ビールを飲む時代となりました。
「文化は進化するものなのか、退化するものなのか」理解できないままに今年も間もなく田植えが始まります。
一度に20キロ足らずの注文のために半日の時間と高速代金を支払って会まで運んでいます。
ほとんど経費となってしまいますが、奥四万十の僕のお米を愛用してくれる会員さんの笑顔を思い浮かべるとき採算には代えがたい宝物をいただいているような喜びを感じています。
夏には生育中のイネと面会にお越しくださいませ。

土佐市 井上清澄です。

これからこそ、土といのちの生産者の存在意義が問われていくと思っています。
TPPに備えて、米を作り続けます。
土といのちを守るために!
皆さんもよろしくお願いします。

管理人記
井上清澄さんのお米は 9月から、西村さんのお米は 11月からのお届けです。

コメント
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