高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、47年の歴史をもつ共同購入の会です。

新米だより ①

2014-08-20 09:00:00 | 生産者からのメッセージ
南国市 井上正雄です。

私の作っているお米の肥料は、ヘアリーベッチというマメ科の牧草を植え、その根につく根粒菌によって窒素肥料を空中から取り込む方法によるもので、全国でも数か所行われています。
この方法は、かなり手間がかかりますが、自然農法に近いやり方だと思って7年位前より取り組んでおり、今年は8割以上の田んぼで行っています。
残りの2割は米ぬかぼかしと菜種油かすを使ったつくり方です。
終戦後日本では肥料不足のため昭和36年ごろまでれんげ草によるコメ作りがほとんどでした。
その後化学肥料が安く手に入るようになり、機械化が進んできたので、ほとんどなくなり、れんげの花が一面に咲く光景は今では珍しいものとなりましたね。
刈り取り後乾燥したモミを玄米にするモミすり機は、20年以上前の古い型のため、どうしても玄米にモミや雑草の種子が混じり、玄米食の皆様にはご迷惑をかけておりましたが、 昨年新型のモミすり機を購入し、使用しているので、その心配がなくなり、玄米食の皆様に喜ばれていますので、どうぞ今年のお米を一度食べてみてください。
全国中めったにないお米の味が楽しめると思います。

土佐町 長野直樹です。

30年前高知県では、「コガネニシキ」が奨励品種でした。種子劣化というのか、いつの間にか「ヒノヒカリ」に変わっていました。長年のうちに劣勢の遺伝子が現れてくるようです。「ヒノヒカリ」はイモチ病に弱く高温障害などもあり、今年は愛知県山間地向け奨励品種でイモチ病に強い「みねはるか(中部111号)」や長崎、高知で奨励されている「にこまる(西海250号)」を作ります。秋には安全でおいしいお米をお届けできると思いますので、よろしくお願いします。

管理人記
長野さんのお米は 10月からのお届けです。

コメント
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