高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、47年の歴史をもつ共同購入の会です。

斑点米のこと

2015-01-31 09:00:00 | 土といのちからのお知らせ
★ 斑点米のこと ★

斑点米とは
イネの害虫カメムシが米粒から汁を吸うことで
その痕が茶褐色の斑点となった玄米のことです。
着色米の中で多いのは斑点米だそうです。


第3回理事会で、
会員からの問い合わせのあった斑点米について話し合いました。

まず農畜産委員長から
通常選別機にかけて斑点米を取り除いてはいるが
年によっても多寡があり
また色彩選別機など特殊な機械の利用の可否など生産者でも事情が異なり、
すべての斑点米を取り除くことは難しいことが報告されました。

議論の結果、
一般の米農家では、
斑点米の混入率によって等級が決まるため
斑点米をなくすためにネオニコチノイド系の農薬等が使用されており

全国的にも問題になっていることから
会としては斑点米を問題視するより
むしろそれを排除するための農薬の害の方が大きいと捉え
通常の選別機などで取り除くなどできる限りの努力はするが
それ以上の経費をかけることはしないこととし
消費者の理解を得ることとしました。

安田節子さんや反農薬グループが
「米の検査規格の見直しを求める会」の賛同団体を募っており
土といのちも賛同団体に加わりました。
全国87団体が賛同していて
農水省へ斑点米カメムシ防除をやめ
農産物検査法・植物防疫法の見直しを求める要望書を提出します。
※「米の検査規格の見直しを求める会」のHPはこちら





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