高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、47年の歴史をもつ共同購入の会です。

天竺舎だより 6月6日記

2019-06-25 09:00:00 | 生産者からのメッセージ
 津野町 天竺舎の雨宮智子です。


~一足とび二足とびに夏へ?!~

晴れれば暑い、雨が降れば肌寒い、といった日々です。
多くは暑い。
あっという間に、半日働けばTシャツがぐっしょり…といった日々になってしまいました。

あっという間に麦刈りもすんで、ゆっくりしようかな~~と思っていたけど、
らっきょうを採らなければ・・・と想い至りました。
今年は欲を出してーつまり大きくなるのを待ってから掘ろうーと決めて掘りに出たら、
主要産域はすっかり草におおわれて、らっきょうの葉は枯れかけていて、
見分けがむずかしく収穫量少なし!!
なんということ。
やはり欲を出してはいけないと多いに反省。

昨秋、剪定しそこねた梅でしたが、
こちらは少々小粒ですが、いっぱいついております。
少々ついでに梅酒やらも漬けこみ、
さらについでに、カリカリ漬も一応作ってみました。
少~しですが。
私の母は「手が悪いのか梅干漬けても悪くする」というくらいの人でしたので、
私がカリカリ漬けを初めて食べたのは、20代も半ばのころ、松本に住んでいた頃のことで、
当時、彼地で知り合った知人宅で食べさせてもらったものです。
彼女は松本に住んで5年以上になる東京の人、
やはり、よそで食べさせてもらったカリカリ漬を自分でも作りたくて、いろいろきいたみたいです。
でも誰もちゃんと教えてくれないと嘆いていました。
いかにも信州人らしい対応ですね(信州の人、ゴメンナサイ!)で、
ちょこっともらしてくれたことや試行錯誤の末に成功したようで、
私は彼女の赤くて天塩っぽいカリカリ漬けをおいしくいただきました。
(ちなみに、甲州、信州では小梅漬けを朝一番お茶と共に、
更には、一部は砂糖をまぶして食べる習慣もあるようで、今もあるのかな?)

さて、その40年後、私もカリカリ漬を作ろうと思いたち、調べたのはネット! 
まあ実に多くの方が投稿していて、さてどうやろうかな……と決めかねる程、
要は種を取り除くことかな・・・など、まあやってみました。
粒も小さいし、しそもまだなので茶色になりましたが、一応カリカリしています。

40年の月日は便利になったというか面白味がなくなったというのか。
どちらでしょうね。

※ この記事は、NPO法人土といのち『お便り・お知せ』2019年7月号より転載しました。
コメント
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