高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、47年の歴史をもつ共同購入の会です。

佐竹製麺だより 5月15日記

2021-06-07 09:00:00 | 生産者からのメッセージ
高知市 佐竹製麺の佐竹茂男です。 

創業1955年。
弊社は生ラーメン、生パスタ、餃子の皮などを
製造卸し販売している小さな製麺所。


先代(私の父)の時から、
他社の多くが使用する、
着色料や保存料を使用せず製造し、
差別化を図ってきました。
鮮やかな黄色い麺は美味しそうで、
日々の変色を防げます。
保存料を使うと賞味期限が伸びて、
管理がとても楽になります。

土といのちさんで扱っていただく
弊社の生ラーメンはすっぴん。
日々くすんだ色に変色し、
賞味期限は冷蔵で10日間、
生パスタは小麦粉と鶏卵のみの為、
みなさんの手元に届くようにするには
やむなく酒精を使用し、
賞味期限は冷蔵で6日間、
お店やご家庭でも、
それだけ日持ちすれば
十分ではないかと思っています。


それを維持するために、
機械、器具は毎日ピカピカに掃除。
一年通して安定した品質を保つため、
製造室を小さく仕切って空調管理もする。
それを理解していただくと、
皆さんちゃんと冷蔵庫に入れて
大事に扱ってくれます。

私の麺づくりの基本は、
限りなくシンプルに。
ずいぶん昔、
「何も足さない、何も引かない・・・」
というCMがありましたが、
簡単ではないすごさを感じ、
ずっと憧れています。

弊社の生ラーメンの
成分95%以上は小麦粉と水。
この2つをとても大事にし、
皆さんの食べる時の笑顔を
思い浮かべながら、
日々製造しています。


モットーは、『ちゃんとする!』

※ この記事は、NPO法人土といのち『土といのち通信』2021年6月号より転載しました。
写真はすべて、佐竹製麵インスタグラムより転載です。
コメント
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