高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、47年の歴史をもつ共同購入の会です。

柑橘類・蜂蜜の生産者 井上清澄さんより 5月13日記

2021-06-15 09:00:00 | 生産者からのメッセージ
土佐市 井上清澄です。

86歳。
まだまだ現役です。
今日も文旦の受粉や
摘果のために山へ行きます。
今の時期は高岡の谷中に、
みかんの花のいい匂いがしてる。


10代のころ有機リン系農薬を使う
慣行栽培で体調を崩し、
医者から「農薬やめ。命と引き換えや」と言われ、
昔からの石灰硫黄合剤や
ボルドー液を使う栽培に戻りました。
やってみたらできたのです。
まだ土といのちが始まる前です。
今では、それさえも使いません。
いろいろ失敗はあったけど、
よかったと思ってます。

栽培品目は文旦が主で、
温州ミカン・レモン・ライム・
ぶしゅかん・ネーブル・文旦・
セミノール・オレンジ・
小夏・甘夏などなど、
いろんな柑橘類を育てて
周年出荷を目指してます。


ミツバチを飼うのは
オヤジが始めたことですが、
自分が続けてるのは、
自然界の中のひとつの生き物として役立つし、
なくてはならないと思うから。


これまでに違う分野の友達がたくさんできました。
それに北海道から沖縄までお得意さんができて、
楽しみにしてくれるのが嬉しいですね。

※ この記事は、NPO法人土といのち『土といのち通信』2021年6月号より転載しました。
コメント
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