高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、47年の歴史をもつ共同購入の会です。

にこにこ通信 9月10日記

2022-10-06 09:00:00 | 生産者からのメッセージ
南国市 井上農園の井上正雄です。

夏場の農作業について

9月に入り、
台風11号が接近してくる
との予報が出ていたので、
対策はしていましたが、
思ったほど被害もなくくつろいでいます。

今年の稲刈りは
8月中旬に終わりましたが、
最近田んぼのジャンボタニシが
急に少なくなり、
除草の労力が一段と重くかかり、
動力除草機を一回使うだけでは
あまり効果がなく、
手取除草を
早くからしなければならないのに
労力が不足のため大草となりました。
そのためコンバインでの刈り取りが
慣行農家の様に早くは出来ず、
刈り取りチェーンにからまない様に
速度をおとすので、
時間がかかり大変でした。

今は秋冬野菜の育苗、種蒔きつけ、
基肥の施肥等に取り組んでいますが、
野菜の中でも、
キャベツ、白菜、ブロッコリー等は、
肥料不足だと結球しないので、
主に米ヌカを発酵さしたり、
生で畑にも入れたりしますが、
定植までに完熟を要するので、
遅れない様作業を
少しでも早くすます様、
毎日必死で取りくんでいます。

私は今年友人から
二宮尊徳先生の本を借りて2冊読みました。
この事は今の農作業とは
全く関係ないこととは思われますが、
彼が江戸時代に生きて
道徳と経済のバランスを上手にとって
効果を上げた事を知りましたが、
今回は紙面の都合上
次回に書きたいと思っています。

※ この記事は、NPO法人土といのち『土といのち通信』2022年10月号より転載しました。
コメント
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