高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、47年の歴史をもつ共同購入の会です。

井利ファミリー廃業のお知らせ

2015-04-20 09:00:00 | 土といのちからのお知らせ
★ 井利ファミリー廃業のお知らせ ★

古くからの会員さんにはおなじみ井利ファミリー。
長年、美味しい豚肉とハムやウィンナーを作ってくださった井利ファミリー。


2009年には、大胆にも貸切バスで旅行を計画して、徳島の井利ファミリーに出かけました。(こちら


その井利さんから、大変残念なお知らせです。
ご無沙汰いたしております。
原料の生産者の廃業等を機に、二年前よりお休みをいただいておりましたが、
私(清水美寿穂)個人の事情により、製造の再開が難しく、
非常に辛い決断ではございましたが、営業を終了、
廃業させていただくことになりました。
皆様がたには、休業中にもかかわらず、励ましのお言葉を賜り、
このようなご報告となりましたこと、大変申し訳ございません。
創業以来、皆様方のあたたかいご支援のおかげで、
両親の代より30年余り無添加食肉製品の製造業を営んで参ることができました。
心より感謝申し上げます。
誠にありがとうございました。
最後になりましたが、
皆様のご健康とご多幸を、心よりお祈りいたしております。
2015年2月

井利さんの豚肉・ウィンナーで育った私の子どもたちは、
今でも井利さんのものを食べたがっています。
いつかは再開していただけると期待していたのですが。。。
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被曝のリスクを考える講演会シリーズ第4回(総括)参加報告

2015-04-19 09:00:00 | イベント報告
2月7日、被ばくのリスクを考えるシリーズ最終回
「~放射線科医が現状を斬る~ 生き方を決めるのは“あなた”だ」に参加して(文責:丸井)
講師 西尾正道さん

 西尾正道さんは、
「内部被曝を利用してガン治療をしてきた」
とご自身で言われるように、放射線の、
特に内部被曝の人体に及ぼす影響の光と影を、
放射線科医として40年にわたる
ガン治療の現場から見てこられました。

 今回の講演会では、放射線の基礎はもとより、
医療現場、ヒロシマ・長崎、チェルノブイリ、
また最新の研究成果を踏まえ、
内部被曝・低線量被曝のメカニズムと
危険性を詳細なデータを示してお話されました。

 また、国際放射線防護委員会(ICRP)
がいかに放射線の影響を過小評価してきたか、
その歴史を暴露し、その考え方一つ一つについて
欺瞞性を明らかにしています。
ICRPの最大の誤魔化しとして、

 「内部被ばくの線量計算も
全身に均一に被ばくすると仮定して線量を評価している
。線量が同じであれば、外部被ばくも内部被ばくも
同等の影響と考えると取り決めている」ことをあげ、
実際には、内部被曝の場合、
「α線・β線は粒子線であり、
飛程が短く、周囲の細胞にしか影響しないが、
全エネルギーを近傍周囲の細胞に付与するため影響は大である。
しかも限局した範囲の細胞の線量を、
臓器(等価線量)や全身の細胞数で
全身化換算(実効線量)することはできない」
と臨床現場でのβ線熱傷やガン治療の例などもあげ、
説明されました。

 さらに日本政府の福島原発事故後の対応
(20mSv/年の地域での生活、
汚染田畑での農作物生産、
汚染海域での魚介藻類操業)に対しては、
『静かで緩慢な殺人行政』と厳しく批判しました。

 その他TPPの危険性や
農薬・放射能の発達障害への影響などにも言及され、
2時間半余りの非常に盛り沢山な内容の講演となりました。
最後に、
「5年目となる今後の検査体制の充実こそ重要である」こと、
「健康被害リスク発生の責任は
政府・行政・東電にあることを明確化すべき」であることなど、
今後の対応について8項目にわたり提言されました。

 なお、この講演の資料の中から
西尾先生が重要なものを抜粋した小冊子
とDVD(2枚組)のセットが800円で
グリーン市民ネットワーク高知より販売されています(送料込み1000円)。
希望者は土といのち事務局までお申し込みください。
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畑作入門一歩前 その7

2015-04-18 09:00:00 | 連載
小幡 尚

大根と玉葱を植えた後、
最も気を遣ったのは、
大げさに言えば灌漑(かんがい)、
簡単に言えば水の管理でした。

私の畑は、元は棚田です。
土の層は浅めで、40cmくらい掘ると
岩の層にぶつかってしまいます。
そのためか、雨が降ると湿ったままになりやすく、
晴れの日が続くと思った以上に乾きます。

 畑の乾燥対策として、
当初は、畑の奥側を流れる水路から
そのまま水を引いていました。
しかし、水の流れをコントロールするのが難しく、
うまくいきませんでした。

 次に、大容量のバケツを畑に置き、
そこに水を貯めておく方法を試みました。
柄杓(ひしゃく)を使って
水路の水を大きなバケツに汲んでおきます。
水やりの際には、
一般的な大きさのブリキのバケツに水を移し、
歩きながら柄杓で畑に水を撒(ま)きます。
今に至るまで、この「バケツ・柄杓方式」が続いています。

 畑が乾いてしまった時には、
散水にかなりの時間がかかります。
そのため、柄杓の使い方がすっかりうまくなりました。
気のせいかもしれませんが、
右腕の筋肉がちょっと増えたように思います。

 冬の間は、水やりと、
畑地を拡げることが主な仕事となりました。
水やりの合間を縫っては、
雑草の生い茂る「未開拓地」を耕していきました。

 春が近付く頃には、
ウサギに食べられた大根と玉葱の
「地上部分」もだいたい回復し、
「少しは収穫できるのではなかろうか」、
と期待できる状態になっていました。
また、その頃には、
畑はそれまでの二倍ほどの広さになっていました。


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天竺舎だより 4月7日記

2015-04-17 09:00:00 | 生産者からのメッセージ
 津野町 天竺舎の雨宮智子です。

ナルコユリが芽を出しました。


これを見ると、北国のユキザサというのを想いだします。
姿はナルコユリにそっくりで、
茹でるとアスパラガスのような味の山菜です。
むかーしよく食べました。
ナルコユリは毒があるので食べられません。
みるだけです。
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全自動用液体石けん

2015-04-16 09:00:00 | おすすめ品
★ 毎日のお洗濯に ★

愛媛県宇和島市で 自然と人に優しい
リサイクル石鹸と手作り石鹸をつくっている、
「土といのち」ではおなじみの八坂石鹸さん。

麻・木綿・化繊用の全自動用液体石けん、洗浄力抜群です。


粉せっけんでは冬場に溶けにくいという声があり、
作られたのがこの液体石鹸だそうです。

食用油100%でできています。
液体なのでせっけんカスや黒カビも発生しにくく、
粉石鹸は溶けにくいと思っている人は
こちらを使ってみてください。

愛媛県優良リサイクル製品宇和島市推奨品。


空容器は100円で引き取りますので
配送の便でお返しください。
請求時に精算します。



4月いっぱい、アースデイ特集でセール中です。
八坂さんの石鹸類がお安く手に入りますよ。
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宇和島の石けん屋だより 2月27日記

2015-04-15 09:00:00 | 生産者からのメッセージ
愛媛県宇和島市 八坂石鹸 増田明宏です。

《 リサイクル石けんは 》


お世話になります。

石けんもいろんな種類があり、焚き方も色々あります。
今、流行りのコールドプレスや
私がやっている鹸化塩析法、
大手がやっている中和法等です。

その中でも、水を使わなかったり、
苛性ソーダーの濃度を薄くしたり、
色々工場によって違っています。
どこも良い石けんを作るため
工夫された焚き方ではないかと思います。

八坂石鹸の場合、リサイクル石けんは、
汚れやにおいが残っていますので、
通常よりひと手間かけて焚きます。
汚れを取るための工夫をするのです。
今廃油もきれいになり、
リサイクル石けんもおのずときれいな色になります。
私の場合は、水を使って、廃油を精製する方法を取っています。

通常 リサイクル石けんの場合、あまり水を使わなく、
苛性ソーダーをぬるめにして焚く、焚き込法と呼ばれています。
廃油の中に入っている汚れ
(ろ過しても取れないような)も焚き込みます。
匂いが残ったり、色が茶色がかったりします。
一か月ほど置いときますと、
原料の大豆や菜種油は、不飽和脂肪酸ですから、
空気と反応して、白くなります。
ですが洗濯機で使うと独特のにおいがします。

八坂石鹸では、その点を考慮して、
苛性ソーダーで精製する方法を取ります。
出来上がった石けんに
水と苛性ソーダーを入れ加熱し、保温します。
そうすると、汚れが下に降り、
上のニートソープ(良質な石けん)の部分と分かれます。
上の部分だけを使粉石けんにし、
残りは次の釜の乳化剤として使います。

出来上がった石けんは、匂いの薄い粉石けんになります。
鹸化塩析法に似たやり方をしています。
廃油自体を精製する方法もありますが、
経費がかかりすぎ、施設もいりますので、
簡単なやり方ですが、そんな方法で焚いています。

リサイクル石けんは、植物性の油ですから、
溶けやすいのですが匂いがどれも良くないので、
リサイクル石けんの課題でしょうね。

八坂石鹸では、植物のエキスを混ぜたりして
使いやすい粉石けんを作っていますので、
お使いください。
よろしくお願いいたします。

管理人記
4月いっぱい、アースデイ特集でセール中です。
八坂さんの石鹸類がお安く手に入りますよ。

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花・はな・お山のハナ

2015-04-14 09:00:00 | 里山・田んぼ・畑
春爛漫の様子をパチリ!

お楽しみのあけび


これも、お楽しみのぐみ



山の中にあると真っ白な花が目立ちます。
実は小さくて酸っぱく食べるほどのものでは。。。。


山桜が散って目立ち始める山吹
これは一重。八重もありますね。


ついでに・・・和紙の原料になる三椏
山にはよく自生してます。
枯れかけで失礼。


山には食べられる植物がいっぱい。
楽し~~い。
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花・はな・野のハナ

2015-04-13 09:00:00 | 里山・田んぼ・畑
春爛漫の様子をパシャリ!

ふきのとう
キク科なので綿毛のようになります。


とっても楽しみな野いちご
早く実になぁれ


シャガ
白いので、遠くから見ると野いちごかと見間違えたり。


レンゲ
思わす寝ころびたくなる~~


散歩をすると面白い季節です。



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花・はな・野菜のハナ

2015-04-12 09:00:00 | 里山・田んぼ・畑
春爛漫の様子をパチリ!

十字花とも呼ばれる、アブラナ科の花。
大根も蕪も白菜もキャベツもみい~んなこれ。


ロケット(ルッコラ)
アブラナ科でもちょっと形が違う。


葉ワサビ
これもアブラナ科なんです。


ホントに冬は毎日、アブラナ科のお世話になりました。
ほうれん草(ヒユ科)、春菊(キク科)、レタス(キク科)・・・写真撮りわすれ~~。
人参(セリ科)、オカノリ(アオイ科)・・・まだ花が咲いてない~~。

虫も動き出してます。


歩きまわると楽しい春です。

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斉藤牧場のお花見会に行きました!

2015-04-11 09:00:00 | イベント報告
3月29日(日)に斉藤牧場のお花見に行きました。

今日は朝から雨、予報では午後から止むとのこと。
準備を仰せつかっていたので、10時頃斉藤牧場に到着。
テントを張り、バーベキューの火起こしをしている間に、
三々五々参加者が集まり始めました。
全部でスタッフも入れて34,5人になったようですが、
土といのちの会員さんは、私たち準備隊を入れて10人。

雨の止むのを待ちながら、久しぶりにお会いした会員さんたち。
お互いを紹介したりし合いました。
設立当時からの会員さんは、
前から来たい来たいと思いながらやっと斉藤牧場に来れたと大感激。
こんなにすてきな所だったんですねと。
30数年前の高知大学そばの広場で
牛乳など農産物を買った思い出話もしてくださいました。

午後から止むという予報ははずれ、
12時半になっても一向に雨の止む気配はなく、
しかたなく雨の中を牧場散歩と花見に出かけました。


牧場は霧に覆われ、
その中に色合いもすこしずつ異なる山桜が
何本も重なり合って咲いている様は、
幻想的で、すばらしい光景です。
牧場にはそこここに樹齢を重ねた山桜が満開で、
ソメイヨシノとはまた違った風情の花見を楽しむことができました。


帰りつく頃には、雨もやんで、いよいよパーティです。
バーベキューはじっくりと味わう事ができました。
山地酪農の牛は赤身で少し歯ごたえはありましたが、
肉の味がしっかりしかもあっさりして美味しかったです。


牛のそぼろ入りにぎりめし


牛の筋煮込み(ネギとショウガの薬味で)、


ほかにもサンドイッチ、サラダ、牛タンのスープなど
喜美子さん(佳洋さんの奥さん)の手作りの料理が並び、
最高の気分でお料理を味わいました。

最後に喜美子さん手作りのパンナコッタ。
生クリームを少し加えただけというシンプルなもので、
風味がよく、さすが山地酪農牛乳と思えました。


斉藤牧場は、季節ごとに異なった風景を見せてくれます。
それが、単に自然だけでなく、
30年以上前から斉藤陽一さんたちご家族の
丹精こめた人の手が入った風景であること、
またそこにはぐくまれている牛たちがいることにこそ、
感動するのだなと思います。
そしてその乳を私たちが頂くことのできる幸せを改めて感じた一日でした。

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