放送技術2013年12月号より

兼六館「放送技術」12月号が出ていました。
気になった記事からです。

それは東京スカイツリー移転に伴う受信対策についてです。
関東の皆様はご存知の通り、今年の5月31日午前9時に切り替えが
行われました。

記事によれば、やはり送信所移転などの時は
サイマル放送を並行しつつ、受信対策をするのが望ましいのだが、
今回はサイマル放送を行う周波数（チャンネル）空きがなかった
こともあり、一斉切り替えとなった。

放送エリア世帯数、1500万世帯。
過去に例を見ない大規模な受信対策・・・と文がつづられている。

ところで、実際受信不良の状況分布はどうだったのかと言うと、
記事によれば、スカイツリーの北東方面（埼玉東部・千葉北西部・茨城方面）は
受信レベルが上がってしまってのブースター過入力による障害。

スカイツリー南西方面（東京23区南部・神奈川東部方面）では
受信レベルが低下しての受信障害の傾向が多かったようです。

また、東京タワー近辺と東京スカイツリー近辺でも
電界強度の変動が大きく、受信不良の障害が多かったようです。


受信不良がおおかった所ではやはり既存の建物による遮蔽障害があり
1平方キロメートルで約600件の受信対策が集中した場所もあったようだ。