今日はNHKの歴史を記事にしようと思う。
私はNHKの受信制度に不満があるわけだが、
ではNHKはどうやって今のような制度になったのか
NHKはどうやって出来上がったのかというところを紐解いてみたい。
今回参考にした本3冊
まず、電波関連の法規について知らなくてはいけない。
今の電波法は戦後に制定されたもの
(こちらで少し触れました https://blog.goo.ne.jp/tvdx5/e/71df79a9be4f1625f1cffb1dc709c398)
ではその前はどうだったのかということだ。
その時の無線に関する法律は「無線電信法」といい、
「国が電波を管掌す」というところから始まる。
放送関連は「放送用私設無線電話規則」という省令があった。
電波については国が口を出すとしながらも、
放送については国が自ら放送局を作ったわけでない。
電波に興味のある好事家、新聞社などが当時の逓信省に
放送用の私設無線電話の施設・・・つまり民間ラジオ局の開局申請をした。
ところが、申請数が多くて、当時の逓信省の大臣、犬養毅(←暗殺され有名な方です)は
営利目的から非営利の開局のみ認める方針に転換し、
申請者もその方針に従うしかなかった。
これで一本化調整されできた局が「東京放送局」である。
同時期に「大阪放送局」・「名古屋放送局」も開局する。
この時点では3局は相互に何ら関係のない非営利民間放送局であったわけだ。
しかし、その後国は東京・大阪・名古屋の3局の統合と
全国ネットによる放送局に改めるように口を出してきた。
(放送は無線技術であるため、根拠は「無線電信法」だったのだろう)
こうしてできた放送局が社団法人・日本放送協会で、
電波法が成立する1950年まで放送を行う。
見てきたように、NHKは国が作った企業でもないし
(統合の口出しをしているから国が作った企業と解釈するべきなのか迷うが・・・
統合は事実上強制だしな)
全国民が望んで支えてやろうという理念でできた企業ではないのだ。
※「NHK受信料の研究」ではNHKも民放さんと断じている。
今回はNHKがどうやってできたのかというのを記事にしてみました。
私はNHKの受信制度に不満があるわけだが、
ではNHKはどうやって今のような制度になったのか
NHKはどうやって出来上がったのかというところを紐解いてみたい。
今回参考にした本3冊
まず、電波関連の法規について知らなくてはいけない。
今の電波法は戦後に制定されたもの
(こちらで少し触れました https://blog.goo.ne.jp/tvdx5/e/71df79a9be4f1625f1cffb1dc709c398)
ではその前はどうだったのかということだ。
その時の無線に関する法律は「無線電信法」といい、
「国が電波を管掌す」というところから始まる。
放送関連は「放送用私設無線電話規則」という省令があった。
電波については国が口を出すとしながらも、
放送については国が自ら放送局を作ったわけでない。
電波に興味のある好事家、新聞社などが当時の逓信省に
放送用の私設無線電話の施設・・・つまり民間ラジオ局の開局申請をした。
ところが、申請数が多くて、当時の逓信省の大臣、犬養毅(←暗殺され有名な方です)は
営利目的から非営利の開局のみ認める方針に転換し、
申請者もその方針に従うしかなかった。
これで一本化調整されできた局が「東京放送局」である。
同時期に「大阪放送局」・「名古屋放送局」も開局する。
この時点では3局は相互に何ら関係のない非営利民間放送局であったわけだ。
しかし、その後国は東京・大阪・名古屋の3局の統合と
全国ネットによる放送局に改めるように口を出してきた。
(放送は無線技術であるため、根拠は「無線電信法」だったのだろう)
こうしてできた放送局が社団法人・日本放送協会で、
電波法が成立する1950年まで放送を行う。
見てきたように、NHKは国が作った企業でもないし
(統合の口出しをしているから国が作った企業と解釈するべきなのか迷うが・・・
統合は事実上強制だしな)
全国民が望んで支えてやろうという理念でできた企業ではないのだ。
※「NHK受信料の研究」ではNHKも民放さんと断じている。
今回はNHKがどうやってできたのかというのを記事にしてみました。