ロンドン五輪競技12日目:‘不運の女王’への決別と五輪3連覇

 今日の注目は やはり女子レスリング。 通常なら軽いクラスから順に始まるのだが今回は小原日登美の出場する48㌔級と3連覇が かかる伊調馨が出場する63㌔級が行われる。 特に小原は51㌔級の世界王者ながら五輪種目ではないために出場できなかった‘悲運の女王’で31歳という年齢から‘最初で最後の五輪’と意気込んで迎えるので変なプレッシャーが かからなければ・・・と思うし、48㌔級は伊調馨や吉田という3連覇が かかる選手が日本にいる関係か?過去2大会は伊調千春に対し不運な判定が多く2大会連続の銀になっている階級だから勝てば初の金となる。 他には陸上競技で男子やり投げ予選と200m。 . . . 本文を読む
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )

真鍋ジャパンが突破した2つの壁

 昨日行われた女子バレーのQファイナルで日本は中国にフルセットのデュースの末に勝って88ソウル五輪以来のベスト4進出を決めた。 個人的にQファイナルの相手が中国と聞いて‘終わったな’と考えていたので、ある意味嬉しい誤算ではあるが日本女子にとって20年以上立ちはだかっていた鬼門とも思える2つの壁を遂に乗り越えたという意味で感無量だった。 . . . 本文を読む
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )

ロンドン五輪競技11日目:サッカー男女アベック金は ならず

 今日の注目は銅メダルを獲得した68メキシコ五輪以来のSファイナルに進出した日本がメキシコと対戦し初のファイナル進出を狙う。 基本的に実力はメキシコが上だが大会前の強化試合で勝っているし日本がQファイナルのエジプト戦を3-0で完勝しているのに対しメキシコはセネガル相手に手こずって延長の末に破っている事を考えるとコンディションは日本に分があるので そのアドバンテージを生かして戦って欲しい。 一方の女子バレーはQファイナルの相手が五輪では過去全敗どころか1セットも奪ってない中国との対戦だから、首脳陣が言う‘ピークをここに持ってきていた’という言葉を信じたいが苦戦は免れないだろう。 女子卓球団体戦は中国に挑む。 . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

不毛だったプロ・アマ対立に別れを告げて出た結果

 日本時間の今朝行われたロンドン五輪のボクシング・ミドル級のQファイナルで日本の村田諒太がトルコのアダム・ルキッチに17-13で判定勝ちしてベスト4に進出、前日のバンタム級・清水聡に続いてメダルを確定した。 92バルセロナからは大陸予選などが行われ始めた関係で年々出場階級を減らし04アテネに至っては予選で全滅し出場すらできなかったのが、棄権者が出たため辛うじてLフライ級の五十嵐俊幸が出場できるという屈辱にまで追い込まれたのだ。 この著しいレベルダウンの元凶がボクシング界のプロ・アマ断絶。 というのも日本のアマチュアボクシング界は基本的にプロを目の敵にしているとしか思えないぐらい毛嫌いしている雰囲気があった。 . . . 本文を読む
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )

ロンドン五輪競技10日目:なでしこ、フランスに勝って約束の地(決勝)へ

 今日の注目は女子サッカーで、強化試合で完敗したフランスとの対戦。 陸上競技は100mで予選落ちした福島千里が200mでリベンジを計るし、海外勢では女子棒高跳びの世界記録保持者エレーナ・イシンバエワの3連覇なるか。 更に男子グレコローマン60㌔級世界選手権銀メダリストの松本隆太郎が登場するし、ボクシングのミドル級・村田亮太が勝てばメダル確定のQファイナルが行われるのでバンタム級の清水聡に続いての快挙なるか。 2週間前にパリで行われた強化試合で0-2で完敗した日本は苦戦が予想された。 . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

駅伝偏重の悪影響が遂に女子マラソンにも波及した

 ロンドン五輪は昨日 女子マラソンが行われエチオピアのティキ・ゲラナが2:23:07の五輪新記録で優勝したのに対し日本勢は木崎良子の16位が最高で尾崎好美が19位、重友梨佐に至っては2:40:06で79位という惨敗を喫した。 大会前にマスゴミは‘小さなカーブが次々に続くテクニカルなコースだからスピードに劣る日本人選手にもチャンスがある’と無駄な期待を煽り立てていたが、そもそも日本勢と優勝候補達との間に絶望的なスピードの差があると思っていたので全く期待しなかったが私の予想の方が不幸にも当たったわけだ。 . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

ロンドン五輪競技9日目:室伏広治37歳の快挙

 今日の注目は女子マラソンと男子ハンマー投げ。 女子マラソンは00シドニーで高橋尚子、04アテネで野口みずきが連覇したのだが前回は野口みずきが直前で故障のために欠場し土佐礼子も途中棄権で入賞すら逃してメダル奪回といきたいものの ここ4年でアフリカ勢が台頭し男子マラソン並みのスピード化しているので苦戦は必至。 男子ハンマー投げは04アテネで金を取った後に故障に泣かされている室伏が昨年の世界陸上で優勝しているので一気に優勝候補に上がってきたので、とりあえずメダル奪回なるか。 他にもウサイン・ボルトの連覇がかかる男子100mやメダルがかかる男女の卓球団体戦が行われる。 体操は種目別に入り個人総合の王者・内村航平が床でメダル獲得を目指す。  . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

日本競泳界は まだ伸びる

 ロンドン五輪の競泳は昨日で全日程を終了し男女ともメドレーリレーで銀と銅を獲得して32ロス五輪の12個に次ぐ戦後では最多の11個のメダルを獲得するという大健闘を見せた。 ただし任期満了で退任する平井伯昌ヘッドコーチは‘金メダルを取れなかったのは大いに反省するべき’というコメントをしているのを聞いて‘さすが’と思ったものだ。 . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

ロンドン五輪競技8日目:競泳ニッポン有終の美!

全員が「チームのために」=メダル11個の競泳陣が会見〔五輪・競泳〕(時事通信) - goo ニュース この日の注目は68メキシコ五輪以来のSファイナル進出を目指す男子サッカーが5月のトゥーロン国際大会で2-3で敗れたエジプトに雪辱なるか。 陸上男子100m予選が始まり連覇を目指すウサイン・ボルトが登場、日本の江里口匡史と山県亮太のSファイナル進出なるか。 そして最終日を迎えた競泳は〆ともいえる男女 . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

日本柔道歴史的惨敗の原因は‘無責任監督’にあり。

 大会前から男子柔道の金メダル0は危惧されていたので‘来るべき時が来た’と残念には思うものの、08北京以降の篠原体制になった時から個人的には金0は十分予想できたので‘惨敗は大改革へのチャンス’という観点から見ると超保守的な柔道界が生まれ変わるチャンスでもある。 08北京五輪後に柔道はプロ化の道に大きく舵を取りランキング精度を導入すると共に‘ジャケットレスリング’と揶揄されるようなレスリング的な要素を排除するべく‘基本的に足取り禁止’や‘効果ポイントの廃止’など日本にとって有利になると思われるルール改正を行った。 にも拘らずルール改正の恩恵を生かせないばかりか北京よりも成績を落とすというのは首脳陣の責任を問われても仕方ないし、プロ化に対処できる人材がトップに立たないといけないのだが・・・・・ . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

ロンドン五輪競技7日目:プロ化の成功者と失敗者の明暗

 今日の見どころは男子柔道と女子サッカー。 今や五輪は最高レベルを求めるプロでなければ勝てない大会へと変貌しているのだが、全く対処できずに最終日を迎えた時点で未だ金メダル0の男子柔道が最重量級を制して一矢報いる事ができるか。 一方選手達のコンディションを考慮して移動を避けて戦おうとした事が無思慮なマスゴミから批判され、思わぬ逆風を受けた なでしこジャパンが2大会連続銀メダルのブラジル相手に負けたら敗退のQファイナルに臨む。 競泳は大会の〆である男女メドレーリレーの予選が行われるし、今日からは陸上も始まる。 . . . 本文を読む
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )

入江陵介よ、明日(4年後)のエースは君だ!

 ロンドン五輪の競泳は残り2日となり日本人選手がメダルに絡める種目は男女の400mメドレーリレーになっている。 今大会の日本は ここ一番での強さを発揮していた北島康介がメダルなしだったにも拘らず2日を残した時点で金こそないものの銀2・銅7と合計9つのメダルを獲得し、金3・銀1・銅4の合計8つだったアテネを数の上では上回った事になるので、ある意味 大健闘ともいえるだろう。 今大会の競泳チームで最も重要だったのが次世代エースの誕生なるか。 . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

ロンドン五輪競技6日目:入江陵介ロクテ越えを果たすも・・・・

  今日の注目競技は競泳男子200m背泳ぎ。100mで銅メダルを獲得した入江陵介が勢いに乗って得意種目の200mに臨むのだが最大のライバルであるライアン・ロクテに勝っての金メダルなるか。 競泳では他に100mで銅メダルを獲得した鈴木聡美が200m平泳ぎに、同じく400mで銅メダルを獲得した萩野介が200m個人メドレーに出場するのでメダルを取った勢いを生かせるか。 残り2日で金がない男子柔道はエースの穴井隆将が登場、最終日の上川大樹が正直言って昨今の実績では厳しいのでエースの穴井が金を取らないと金0の悪夢が現実味を増す。 . . . 本文を読む
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )

北島康介と‘過ごした’12年・・・・

 日本時間の早朝に行われたロンドン五輪の男子200m平泳ぎに出場した北島康介は前半レースを引っ張ったものの終盤に失速する形で現在のNo1であるハンガリーのダニエル・ギュルタに敗れて4位に終わり100m同様アテネ・北京に続いての3連覇はならなかった。 たしかに残念な結果ではあるが個人的に こうして復帰してきた北島の決断には敬意を払いたいし日本競泳界における21世紀最初のスーパースターの今五輪で最後の個人種目の泳ぎを堪能できた。 思えば日本男子競泳界の隆盛は北島の登場と共にあった。 . . . 本文を読む
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )

ロンドン五輪競技5日目:王者・内村航平は強かった

 今日の見どころは体操の個人総合でキング・オブ・オールラウンダーである内村航平が団体戦の悪い流れを断ち切って84ロス五輪の具志堅幸司以来の金メダルを獲得できるか。 普通にやれば内村の金は間違いなのだが団体戦予選から続いてい沈滞ムードがあるし何と言っても予選と決勝で失敗している あん馬スタートというのが気になるが、実は28年前の具志堅も団体決勝での失敗演技で あん馬スタートの第2ローテで金を獲得しているから縁起という意味では悪くない。 そして男子200m平泳ぎで100mでの3連覇に失敗した北島康介の雪辱なるか。  世界選手権で優勝しているダニエル・ギュルタの壁は厚そうだから金は厳しいかもしれないが、立石と共にメダルは確保して欲しいもの。 . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 前ページ 次ページ »