三川小学校、笠原小学校の児童60名が
山田の松尾園さんでみかん狩りを楽しみました。
私は、公民館で子供たちが食べる豚汁の準備をしていたので
みかん狩りには付いて行くことができませんでした。
【100人分の豚汁の出来上がり】
【最高5杯おかわりしてくれた子がいました】
そこで、午後改めて、一人で松尾園さんに伺い、
ご主人の松尾さんにお話を伺いました。
●今年はずいぶん大きなみかんが目立ちますが、
どうしてですか?
適当な雨量があったことと、
自然落下が多く、実に成ったものの数が少ないので
1個当たりの大きさが大きくなってしまいました。
2L、3Lサイズのものが目立ち、
3Lが全体の1割5分もあるなんていうのは、珍しいことです。
みかんの花の9割がたは自然落下します。
つまり、実になるのは花の1割ということ。
さらに摘果作業が加わるので、収穫できる実は
花の1割弱ということになります。
今年は特に、自然落下が目立ちました。
ただ、台風の頃は、実も小さく、枝が折れることもないので、
台風による落下はなかったそうです。
●今年のみかんのお味は?
酸味は少ないけど、甘味もあまり強くはない。
まあまあの味というところでしょうか。
●私は適度に酸味のあるものが好きですが
今好まれている味は?
酸味のあるものより、甘い味が好まれています。
ただ、みかんは収穫直後においしく感じられても
貯蔵しているうちに味が落ちるものもあるし、
またその逆もあります。
早生品種は収穫後1ヶ月以内、青島は2~3ヶ月以内に
食べきることをお勧めします。
●みかん栽培で一番大変なことは?
収穫と選果作業です。
【松尾園さんの選果機】
今は、早生品種の収穫に追われる毎日。
年明けからは青島、
さらにポンカン、デコポンなどの収穫が待っています。
「みかん農家に休みはないよ。」
松尾さんはそうおっしゃいますが、
軒先には干し柿が吊るされ、
たくあん漬けの下準備をしながらお話して下さるお姿からは
丁寧な暮らしぶりがうかがえました。
松尾さん、貴重なお時間をありがとうございました。