博多蕾菜という野菜がとても気になっていました。
福岡県の種苗会社が中国からいち早く導入し、
選抜を繰り返し、品種登録出願した大型のからし菜です。
しかし、食用とする部分は葉ではなく、
わき芽の部分です。
福岡県では2006年に試験栽培が始まり、
2007年より販売が開始されました。
2008年には福岡県内の12のJAで
生産・出荷されるようになりました。
博多蕾菜というのは、
福岡以外では栽培は認められていないのですが、
ここ最近、静岡の直売所でも
蕾菜を見かけるようになりました。
袋井市内の直売所で購入した蕾菜
これはどういうことなのか、調べてみました。
博多蕾菜というのは、一大ブランドです。
この種は、自家採取しているので、
他の地域で栽培されることはありません。
しかし、「蕾菜」というのは野菜の品目であり、
「大根」や「にんじん」と同じです。
色々な種苗会社さんから「蕾菜」の種は販売されています。
よって、福岡以外で栽培されている蕾菜は
種苗会社さんが開発したものであり、
品目は同じであっても、博多蕾菜ではないということ。
やっと、理解できました。(^^)v
そして、袋井産の蕾菜を天ぷらでおいしくいただきました。
ほろ苦く、味はタラの芽、食感はアスパラのようでした。
博多蕾菜について詳しく教えてくださった
JA全農ふくれん様、ありがとうございました。