昨日に引き続き、
アメーラトマト 富士山農園の見学の様子を
書かせていただきます。
◆トマトの一生が見られます
●種まきの後は、苗テラスという光の中で
大切に育てられます。
種まき後8日の苗
種まき後21日の苗。あと5日で定植です。
●定植後39日
●定植後83日
●定植後100日
この熟度標準表を目安に、今の時期なら「熟度3」になったら
収穫されます。
◆トマトには湿度も必要
「おいしいトマトを作るためには、
原産地であるアンデス山脈の高原地域と
同じ環境を作ることが大切。
だから、できるだけ水を与えず、乾いた土で育てます。」
ということを今まで何度も聞いてきました。
しかし、それだけではトマトに膨らみは出ません。
与える水は少なく、しかしハウス内の湿度は高く・・・。
アメーラは、原産地にはなかった湿度が加わることで
よりおいしいトマトとなりました。
◆複合環境制御
ハウスを移動していて気づいたことですが、
定植から時間が経っていないハウス内の方が
じめっとしています。
これは、若い方が蒸散が激しいので、
湿度が高くなってしまうため・・・。
アメーラは成長段階や天候に応じて
温度、湿度、水、光、炭酸ガスをコントロールして
育てられています。
●炭酸ガス発生機
光合成によって減少したハウス内の炭酸ガスを補います。
●加温機
●光センサーにより、自動で閉まるカーテン
遮光と保温が目的です。
◆テクノロジーと人の叡智の融合
朝霧高原という恵まれた自然環境の中、
最新技術を導入したハウス内で
アメーラは育てられていましたが、
その技術も、生産者様の長年の経験から導き出されたもの。
ハイテク機器が並ぶ中、
トマトトーンのつけ過ぎを防ぐためのチェックは人が行い、
種を均一に巻くための道具は手作りだったり・・・。
最新技術を導入した農業も
それを支えるのは「人」であることを再認識しました。
原産地を超えたあの味は
テクノロジーと人の叡智の融合によって、
生み出されたのです。
多くの感動と気づきを与えてくださった
株式会社サンファーマーズ様、アメーラ会様、
先輩野菜ソムリエ様、
そしてアメーラトマトに心から感謝申し上げます。