明日、移動保育園が地元公民館にやってきます。
そこでは、旬の新じゃがを使ったおやつを
お出しすることになっています。
でも、ただじゃがいもで作ってもおもしろくない。
そこで、男爵とメークインの2種類で作ることを考えました。
参加者の方に、味や食感を比較してもらい、
ご家庭での調理に役立ててもらおうという試みです。
男爵とメークインといえば、じゃがいもの2大品種ですが、
この時季、県内産(というか、遠州産ですね)で
両品種揃えることは結構大変でした。
GWの頃から、スーパーや直売所をチェック。
長崎産、鹿児島産のものに交じって、
浜松産のものが出始めたのはGW過ぎ。
でも、男爵ばかりでした。
それが、先週頃からメークインも少量ながら
直売所に並ぶようになり、
何とか必要量を集めることができました。
左 男爵 右 メークイン
直売所に伺った時、
生産者さんがちょうど写真のメークインを
出荷しに来ていました。
「1袋に何グラムくらい入っていますか?」
とお尋ねすると、
「お父さんじゃないとわかりません。
もう少し待っててください。」
とカタコトの日本語が返ってきました。
日本人のようなお顔立ちでしたが、
ブラジルの方なんでしょう。
2008年のリーマンショック後、
製造業の派遣切りを受けて、
県西部のブラジル人の数はかなり減少しました。
日本を去る人が多い中、
農業に従事する人が、わずかながら増えていると聞きます。
「お父さんが戻ってきました!」
ご自分が勤務する農園の経営者を「お父さん」と呼び、
祖国から遠く離れた地で挑戦を続ける・・・
そんな彼が育てたじゃがいもで、
明日はおいしいおやつを作りたいと思います。
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