うなぎ屋さんの めおと漫才! (うなぎ専門店 本多)

長野県飯山市で 「うなぎ専門店」 を営む夫婦のブログです。
 長崎県佐世保市から嫁いできた女房との、楽し~い奮闘記!

お知らせ!

当店の定休日木曜日ですが ・・・
新年は、通常通り1月2日から営業となります。
ご来店の際は、HP等で確認をお願い致します。

№374 うなぎ飯の器・・・

2013-01-16 08:17:40 | お店のこと!

夫 筆

いつもの業界紙からの紹介です・・・。

ウナギにはコラーゲンが豊富に含まれていますが、

逆に冷めると硬くなってしまいますので、昔から器を温めたりしています。

元々ご飯は、鰻を冷まさない為に組み合わされたとも言われています。

その鰻の器は明治に入ってから漆器が加わり、

昭和には重箱が使われるようになりました。

ひつまぶし等には曲げわっぱが使われていますし、

大きな桶で供する地域もあるようです。

№63で紹介した当店の重箱のお話・・・。

お客様から、一個17,000の重箱を譲ってほしいとの申し出でしたネ~。 

それも4個も欲しいとの事でした。

因みに当店の丼は有田焼で、

女房の実家(長崎県佐世保市)からほど近い場所に工房が連なっています。

対照的な器ですので、バランスが良いと自分では思っていますが・・・。 

Photo

さて、沈金を施した当店の重箱は木地の為、傷が付き易いんです。 

木ですからぶつければ凹みます。

特に角張ったところは・・・。 

凹んだ場所は漆にヒビが入り、水が染み込みます。

木が膨張して漆が剥がれやすくなっていきます。

でも、やっぱり本物は良いですネ~。

いつまで ”維持” できるか ”意地” との勝負ってところです・・・。 

 > そのダジャレ、前にもいうとったで~

業界紙に話を戻しますが、当店でも丼の器は温めてのご提供となっております。

現在は電気式の保管庫にて温度を上げて管理していますが、

自分が子供の頃はどうだったかと言いますと、

狭い居間に囲炉裏が切ってありまして、そこへ鉄の格子を被せて丼を載せていました。

更にその上から膝掛けみたいなもので覆って・・・。

熱源は、炭の残り火を炉に入れてましたネ!

 > 危ないんやないの~?

重箱は漆ですので流石に温める事はできません。

(木地ですから、冷たくなり過ぎる事もありませんが・・・。)

でも、自分がお店に入ったばかりの頃には、

うな重の出前をご注文頂いたお客様が時々やっちゃう事がありました~。

 > なにを?

ヒントは・・・

 > ブログでクイズかいなっ~

答えは・・・

 > ヒント出す前に答えかっ~

出前の重箱を電子レンジやコタツで温めてしまうんです。

溜色の漆器は、間が抜けた色になってしまいますので直ぐに分かります~。 

最近はそんな事は無くなりましたが、

そんなこんなで出前の重箱は出前専用にしています。

コメント
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